小池都知事が記者会見6月26日(全文2完)パイが大きい分、増えている
首都機能の分散に対する見解は
日本経済新聞:日本経済新聞の亀です。ちょっと都政に関連するということで、きのう自民党の有志議員の議連というのが立ち上がりまして、その名も「社会機能の全国分散を実現する議連」ということで、国会とか中央省庁とか、企業とか研究機関をコロナ対策も兼ねてリモートワークの定着も追い風にして進めるということで、古屋圭司さんとか河村建夫さんらが中心メンバーということなんですが、私もたまに知事に伺っているんですけれども、首都機能がまた、今度は分散という形の議論も出てきたわけですけれども、どういうふうに受け止められておられるのかをお願いします。 小池:基本的に全国共存共栄で進めるのが日本全体にとっての力になるというふうに思っております。その上で、これまで国会の移転など、国会自身の決議をしたり、それからこのような動きはこれまでもふるさと創生なんでしたか、1億円を配るところから、いろんな形でやってきているわけでございます。 そういう中でやはり地方がもっとそれぞれのアイデアで財源も持ちながら進めるということが特徴が出てくるので、それをぜひ実現するということがポイントではないかと思っております。いろんな交付金で使い道はこう、そしてこういうふうに駅前はこうという、私も最初に取り組みましたのが地方分権でございますので、そういう中でこの中央省庁の規制が結局それぞれの地域の特徴を生かせないまま、それぞれ地域が似たり寄ったりになったりしたこともございます。 そういった点であるとか、それから東京に来なければならない理由も、規制の対策のためであったりするわけですし、逆に特区と言っているうちはまだまだ地方分権にはならないということを逆説的に私は感じるところでございまして、ぜひ地方の力、大変素晴らしい知事さんたちもたくさんおられるんですから、そういう方々により多くの財源と、そして権限、これをしっかりとお渡しするというところから国会議員とすればご活躍いただきたいというふうに思っております。じゃあ最後ですいません。 それから、ごめんなさい、モニタリングのワーキング。こちらのほうはすいません、非公開でございましたが、またその内容についてはお知らせすることになるかと思います。