【インタビュー】『ゼンレスゾーンゼロ』生き生きとしたキャラクターたちや街のその裏側…「アニメディア」掲載のデザイン・アニメーションチームインタビュー全文をお届け!
――「新エリー都」という舞台のデザインは、物語やキャラクターにどのような影響を与えていますか?
シーンデザインチーム私たちは、シーンデザインとストーリー、キャラクターは必ず相互に補完し合う関係であると考えています。舞台、ストーリー、キャラクターのデザインは決して一方通行ではなく、時にはシーンデザインが先にあってキャラクターが生まれることもあれば、キャラクターが先にあってシーンが作られることもあります。どのような順序であっても、創意工夫と合理性が私たちのチームにとってもっとも重要な判断基準です。『ゼンレスゾーンゼロ』はプレイヤーに没入型の都市体験を提供したいと考えており、この「没入」にはプレイヤーに納得してもらい、新エリー都の生活が合理的に存在していると感じてもらうことが必要です。
この目標を達成し、『ゼンレスゾーンゼロ』のストーリーやキャラクター像をより立体的にするために、私たちは多くのシーンの細部をデザインするとき「もし自分が新エリー都の住民だったら、今日は何をして、どこに行くのだろう?」と考えます。例えば、「Random Play」の2階をデザインするときは、シーンデザインチームは最初から「主人公には自分が本当に住んでいる場所――兄妹ふたりの寝室が必要だ」と考えました。また、寝室のデザインでは、色や細部が兄妹それぞれの異なる性格を反映する必要があります。部屋のフォトウォールやギャラリーなども、プレイヤー自身の寝室と同じように、自由に装飾をカスタマイズできるようにしています。
さらに、ゲーム内の「ボムコーラ」「ネオンコーラ」「ニトロフューエル」といったアイテムは、シーンの中に登場するだけでなく、テレビ画面や看板上で広告としても表示され、私たちの生活にある商品と同じような存在感を持たせています。また、ホビーショップの前にある「ボンプ」の彫像や、スケートボード型のベンチなど、私たちが面白いと感じたデザインも、『ゼンレスゾーンゼロ』の没入感を構成する一部となり、新エリー都独自の都会の雰囲気をより引き立てています。これにより、ストーリーやキャラクターを含むゲームの設定がより信頼性を持ち、共感を得やすいものとなるでしょう。
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