【インタビュー】『ゼンレスゾーンゼロ』生き生きとしたキャラクターたちや街のその裏側…「アニメディア」掲載のデザイン・アニメーションチームインタビュー全文をお届け!
――新エリー都の「近未来でありながらどこかレトロさもあるデザイン」がかなり特徴的です。こうした背景美術をどのような方針で制作し、どのような線引きで一貫性を感じられるバランスを取っているのでしょうか? また、早い段階からこの「新エリー都」というゲームの舞台設定は決まっていたのでしょうか?
シーンデザインチーム新たなIPである『ゼンレスゾーンゼロ』にとって、シーンデザインを含むすべてがゼロからのスタートでした。最初にシーンの初期設計に取り掛かったときには、すでにいくつかのキャラクターデザインの初稿が見えていたため、頭の中でいくつかのアイデアが浮かびました。例えば「どのような世界観、どのようなシーンがこれらのキャラクターのイメージや設定に合うのか」といったことです。同時に『ゼンレスゾーンゼロ』のシーンデザインの独自性を明確にし、異なるエリアやシーンでスタイルの一貫性を確保するため、ゲームプロデューサーも多くのインスピレーションや方向性の提案をしてくれました。計画から試行、試行から実践へと進みながら『ゼンレスゾーンゼロ』のシーンデザインの特性を明確にしていきました。そして広告看板やビルのデザインなど、シーンの細部にまで反映されています。
新エリー都のシーンを設計するときの我々の原則のひとつは「プレイヤーが新エリー都の中で没入感を感じられるようにすること」でした。そのため、シーンにゲームセンターや火鍋屋など、異なる生活文化を代表する要素を取り入れ、異なる地域のプレイヤーがゲームの中で自分にとって馴染み深く、感慨深い内容を見つけられるようにしました。六分街は、近隣関係が和やかな街で、自然と人々に「生活感」と親しみを感じさせます。一方、ルミナスクエアはにぎやかな商業エリアで、歩道橋や映画館、遊覧船、ライトレールなど、大都市でよく見られる共通の要素を取り入れることで、異なる地域のプレイヤーが自分の街の一部を思い出すことができるようにしています。こうした方向性に基づいて、新エリー都の舞台は徐々に形を成していきました。今後も私たちは、シーンデザインのスタイルにおいてさらに独自性のある挑戦を続け、プレイヤーの皆さんにもっと面白く、意義のある体験をお届けしたいと考えています。
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