【ボートレース 女神にキュン】西田和加 戸田ボートの隣が高校部活の練習場「地元埼玉を代表する選手に」
西田和加(埼玉=21)はレース間に試運転とペラ調整をずっと繰り返していた。「技術が足りていないので乗ることが一番。最近はペラを叩いて変化を感じ取れるようになってきた。一つずつ引き出しが増えている」と手応えを得る。 ボートレーサーになったきっかけは高校時代に所属していたボート部。戸田ボートの隣の戸田漕艇場で練習していた際に存在を知り、3度目の受験で合格した。「プロになったからにはA1レーサーになって、地元を代表する選手になりたい」と将来の目標を語った。 趣味はドライブ。実家がガソリンスタンドで車は身近な存在だったが、同期の根岸真優の影響でハマったという。 「根岸がロードスターに乗っていて、自分も中古で買った。休日は一緒にどこかへ行っている。お互いに高め合っていけたらいいなと思っている」。同期との公私にわたる強い絆をのぞかせた。 「今期中には初勝利をしたいですし、できれば地元で水神祭を挙げたい。伸びしろしかないので上だけを見て頑張ります」。次走は12月7日からの浜名湖一般戦。全力で奮闘するヴィーナスの今後に期待したい。 ◇西田 和加(にしだ・わか)2003年(平15)10月30日生まれ、埼玉県出身の21歳。埼玉支部の133期生として23年11月の戸田でデビュー。着ているTシャツからも分かる通りサウナ大好き。節前には地元の銭湯で気分転換をする。1メートル57、49キロ。血液型O。