3区でトップに立ったトヨタ自動車・太田智樹（左）。右は4区のキバティ

◇第69回全日本実業団対抗駅伝（ニューイヤー駅伝／1月1日、群馬県庁発着・7区間100km） ニューイヤー駅伝の総合成績、順位変動グラフをチェック！ ニューイヤー駅伝が行われ、旭化成が4時間47分32秒で5年ぶり26回目の優勝を果たした。連覇を狙ったトヨタ自動車は3位となった。 パリ五輪10000m代表のトヨタ自動車・太田智樹は3区に登場。43分08秒の区間3位と力走して、トップでタスキをつなぎ、「最低限の走りだったという感じですね」と振り返った。 首位のGMOインターネットグループと11秒差の2位でスタート。3.1kmで追いつくと、6.1kmからは後ろから追いついた旭化成・葛西潤とパリ五輪10000m代表同士のマッチレースとなった。 「少しでも前で渡せれば良いかなと思って走っていました」という太田は、「（葛西は）突っ込んできているぶん、こっちの方が余裕はあると思ったので、少しでも離そうと思っていました」と13km過ぎにスパート。葛西に10秒差をつけて、4区のサムエル・キバティにタスキをつないだ。 チームは5区で逆転を許して連覇を逃した。「新人が4人走って、3位だったのは収穫があると思う。僕自身も来年に向けて準備したいし、チームとしてはもう一度チャレンジャーとして臨みたいと思います」とリベンジを誓った。 パリ五輪では5月にアキレス腱を痛めた影響もあり、24位と不本意な結果に。今年の東京世界陸上に向けては、「出られたら良いですけど、まずは状態を良くして、しっかり練習したい」とコンディションの向上に努めるようだ。 4月の日本選手権10000mには出場する予定。「しっかり照準を合わせたい」と万全を期す構えだ。