名古屋・柳橋中央市場内の行列ラーメン店『中華そば 大河』が愛される理由とは？
●名古屋の台所・柳橋中央市場にあるラーメン店『中華そば 大河』。市場屈指の行列店として知られる同店の味を食べてみた
名古屋の台所として知られる「柳橋中央市場」。JR名古屋駅からほど近い場所にあることから、食のプロだけでなく多くの一般客、観光客が訪れることで知られる市場です。 【画像】もやしとチャーシューも抜群！
市場の中には複数の飲食店があり、「食のプロ」が利用する機会も多いことから、いずれも美味しいと評判です。その中でも屈指の人気を誇る店が『中華そば 大河』というラーメン店。朝6時～14時までの営業で、市場の人たちが働く朝方は立ち食いカウンターのみでキャパ数わずか3～4席。お昼前に市場の人たちが仕事を終え始めると、テーブル席が用意されはじめ、都合10席ほどになるラーメン店です。
市場内では行列ができることでも知られているそうで、たまたま名古屋に滞在していた筆者も朝6時にこの『中華そば 大河』を目指して食べに行ってみることにしました！
朝6時、3～4席のカウンターを目指して並ぶ人たち
柳橋中央市場は、東西に入り口があり、初めて訪れる筆者は、市場特有の活気に圧倒されながらしばし迷いました。しかし、東側の入り口付近に行列らしきものを発見。そこが目指すべき『中華そば 大河』でした。 前述の通り、お昼前まではカウンターのみ。筆者が訪れた朝6時は3～4席のカウンターのみで、並びの向こうではカップル、そして市場の関係者らしき人が美味しそうにラーメンをすすっていました。 並ぶこと15分ほど、筆者の番が回ってきました。筆者は「ラーメン」（800円・税込）をオーダー。寡黙で動きにいっさいの無駄がない店主が受け付けてくれ、調理している様子を眺めながら着丼を待ちました。
パンチある味わいなのに、上品さも感じさせる一杯
程なくして着丼した「ラーメン」は、背脂がたっぷり乗った醤油ベース。いかにも鮮度の良さそうなシャキシャキのねぎともやしが乗り、しっかり煮込まれたメンマ、焼豚が乗っています。これは旨そう！
さっそくスープからいただくと、しっかりとしたコクがあり、背脂がその味わいを押し上げている印象で、強いパンチがあり美味。そして、麺をリフトすると、意外にも真っ白なストレート麺が登場。小麦感を感じさる麺がスープをしっかりと絡ませることで、渾然一体とした美味しさを表現しています。
