酒食は常に奢られるもの、だって?石破総理の「ごっつぁん体質」を形作った「日本の黒幕」の息子の存在
笹川良一の息子の影響?
同期・同派の仲間であった石破、木村義雄(香川1区)、大石正光(宮城2区)の各氏は共に政治一家生まれで東京の私立大学卒業であり、ほぼ同じ世代である。その仲良し3人組の前に同期・同派で兄貴分の笹川堯氏(群馬2区)が登場する(それぞれ当時の選挙区)。 あの笹川良一氏の息子である。カネがあり顔も広い笹川氏が連日連夜、3人を銀座・赤坂を連れ回したというのだ(因みに笹川氏は一滴も飲まない)。 そこで酒食は奢られるものであって奢るものではない、と刷り込まれたというのである。筆者もかつて同志だった人から直接聞いた。 「何事でも準備万端の用意が出来ましたと、赤いカーペットが敷かれてやっと重い腰を上げてお出ましになる、石破さんって、そういう方です」―。 石破氏は笹川氏とはリクルート事件勃発の1988(昭和63)年から2年間ほどの政治改革の軌跡の中で同志でもあった。そして御年89歳の笹川氏は、何と先の自民党総裁選で決選投票不可避の時点になるや、高市早苗経済安全保障相陣営の黒幕・麻生太郎副総裁(それぞれ肩書は当時のもの)に対し、石破氏支持を強く働きかける直前に寸止めしたとされる。 さらに7月の東京都知事選でも裏面で小池百合子知事を支援した。未だ生臭いのだ。その笹川氏は、石破氏によく「思った事を直ぐに口にするな」と助言するそうだ。だが、石破首相の耳には届いていない。 外に目を向ければ、フランス、ドイツ、そして韓国と相次いで政変が出来した。我が方の先行きも心配である。 合わせて読みたい。【早くも「四面楚歌」の石破茂総理が頼る「精神安定剤」…赤澤亮正経済再生相が越えてはいけない一線を踏み越えた】
歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)