一人暮らしを始めた息子が「カニカマ」や「魚肉ソーセージ」しか食べていないようです。加工食品ばかりでも「栄養不足」にはならないのでしょうか?
加工食品のメリット
加工食品は手軽に買えたり、調理の手間が少なかったりとメリットもあります。1人暮らしで加工食品ばかり食べてしまうのは、手軽さのほかにも商品によってはあまり食費がかからないという点も考えられます。 例えば、1つ236円のカップ麺を1日3食食べた場合、1日当たりの食費は708円、1ヶ月(30日)だと2万1240円になります。 総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によれば、単身世帯における1ヶ月の平均的な食費は4万6391円であるため、理論上は食費をかなり抑えられるといえるかもしれません。 しかし、すでに紹介したように、加工食品は食べ過ぎることによって塩分などの過剰摂取につながったり、栄養が不足してしまったりすることも考えられます。確かに食費は抑えられるかもしれませんが、体に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。 加工食品は手間がかからず、おいしいものも多いため、どうしても食べたくなるときもあるでしょう。時々食べる程度であれば、そこまで大きな心配はないかもしれませんが、毎日食べるとなると健康リスクは大きいと考えられます。加工食品は頻度を考えて食べるようにしましょう。
加工食品ばかり食べるのは避けよう
加工食品は栄養に偏りが出ることで、必要な栄養素が取れないだけでなく、食べ過ぎることで体に悪影響を与えかねません。 また、金銭的な部分においては、例えば、安価で保存のきく食材をまとめて買い置きし、それを少しずつ消費していくことで節約につながります。健康のためにも、バランスのよい食事を取るよう心掛けることをおすすめします。 出典 厚生労働省 食品添加物 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 表II-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率 -2023年-(15ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部