全日本総合Vの桃田賢斗 パリ五輪黄信号も「僕のバドミントン人生はそこで終わりではない」
◇全日本総合バドミントン選手権大会 男子シングルス決勝 桃田賢斗2-1渡邉航貴(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ) 【画像】国際大会で2年ぶりの優勝を飾った桃田賢斗選手 バドミントン・桃田賢斗選手が決勝で渡邉航貴選手を破り2年連続6度目の優勝を飾りました。 大会前に背中を痛めていたという桃田選手ですが、「技術とかではなく、気持ちが強く勝つと思ったので、一球でも相手のコートに返してやろうと思って強い気持ちを持ってプレーできたのが勝因かなと思います」と決勝を振り返りました。 桃田選手は今年、腰のけがもあり思うような結果を出せず苦しんできましたが、先月の韓国マスターズでは国際大会2年ぶりの優勝。徐々に調子を取り戻してきました。「パフォーマンスがどんどん上がって来てるなという感覚もあるので、今日の優勝もすごく嬉しいですけど、あまり期待しすぎると年明けから影響してくると思うので、しっかり気持ち切り替えたい」と気を引き締めました。 来年行われるパリ五輪には日本から最大で2人が出場可能ですが、現在のランキングは6番手と厳しい状況におかれている桃田選手。それでも「パリ五輪はすごい出たいですし、出たい気持ちもあります。出られなかったとしても、僕のバドミントン人生はそこで終わりではないので、試合に出られる限りは、全試合にトライしていきたい」と決意を語りました。