【美浦便り】「そろそろだな」マツリダゴッホの再現をハヤヤッコで!国枝厩舎の一発がアリマすよ
G1当日でも名将・国枝師はルーティンを貫きます。京都競馬場で朝日杯FS(アルレッキーノ10着)があるのに、この日も朝4時から調教スタンドと厩舎を行ったり来たり。管理馬の状態チェックに余念がありません。 15日は有馬記念1週間前の日曜追い取材でした。白毛馬初の有馬記念出走となるハヤヤッコも元気がよさそうです。8歳馬ですが、前走アルゼンチン共和国杯で重賞3勝目。「前走よりいいと思うよ」。ベテラン健在の動きをこの日は見せていました。 国枝厩舎の有馬記念といえば、07年マツリダゴッホです。2着ダイワスカーレット、3着ダイワメジャーの兄妹G1馬、メイショウサムソンとウオッカのダービー馬コンビなどを相手に、9番人気で最先着した番狂わせでした。同馬は今冬、「ワンカップ大関」と日刊スポーツがコラボした「G-One Cup(グランプリ)」にもドウデュース、イクイノックス、オルフェーヴル、ゴールドシップ、ヴィクトワールピサとともに登場しています。国枝師は日本酒は口にしないそうですが、商品化を喜んだ1人でもあります。 「あれは何年前だっけ? もう17年も前か。じゃあそろそろ…、もう1回だな」。 ちなみに、師が今年の漢字に選んだのは…(明日の日刊スポーツ紙面に掲載します)。白毛馬の金星奪取へ、人事を尽くして天命を待ちます。【松田直樹】