飼い主の「腕まくら」で幸せいっぱいな寝顔を見せる子犬 寝姿からわかる心理は?|獣医師解説
【獣医師解説】飼い主さんの腕まくらで眠る犬の心理
虎太郎くんは普段から飼い主さんの足元や胸の横などにくっついて寝ていることが多いようですが、この日は飼い主さんの「腕まくら」で寝ていたそうです。このエピソードからは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。 いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。 原先生: 「犬は元々、群れで暮らしていた動物です。気を許した相手に体を寄り添わせながら寝る習性が残っているともいわれているので、飼い主さんの腕まくらで眠るという行動は、飼い主さんに完全に気を許していると考えられるのではないでしょうか。あとは、シンプルに寒いからくっつきたいというのもあるかもしれないです。 今回の虎太郎くんの様子からも、飼い主さんに対して非常に強い信頼を寄せていることがうかがえます。また、腕まくらの姿勢は、虎太郎くんにとって守られている感覚を与えるのかもしれませんね。 飼い主さんの腕まくらで寝るのが好きな犬というのは、甘えん坊なコや意思表示が上手なコなどに多く見られるのではないかと思います」
愛犬に腕まくらをする際は、注意したいポイントも
原先生: 「腕まくらは、首や腰が良くない犬にとっては少し無理な姿勢になりやすいです。愛犬に腕まくらをする際は、無理な姿勢になっていないか気をつけるとともに、あまり長時間やりすぎないようにしましょう。 それ以外にも、あまりに長く続けてしまうと今度は飼い主さんが腕を痛めてしまう可能性があるので、それも注意が必要ですね」 (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生) 写真提供・取材協力/@pome_kotaroさん/X(旧Twitter) 取材・文・構成/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室