アンドレア・キミ・アントネッリ、F1イタリアGPでF1公式セッションデビューが決定。ウイリアムズで早期デビューは無し
メルセデスF1は、次戦イタリアGPにおいて育成ドライバーのアンドレア・キミ・アントネッリをFP1に参加させることを認めた。 【動画】サージェント、雨のザントフールトで大クラッシュ。マシンからは火の手上がる|F1オランダGP ルイス・ハミルトンの後継候補として注目を集めてきたアントネッリ。彼が母国イタリアGPでFP1に参加するという情報はmotorsport.comでも既に報じてきたが、トト・ウルフ代表が直接それを認めた。 アントネッリは8月25日に18歳になったばかりの若手で、既にメルセデスの旧型F1マシンでテストを重ねてきた。ただF1の公式セッションにデビューするのは、これが初ということになる。 「我々はモンツァでキミをFP1に参加させる予定だ。非常にエモーショナルな瞬間になるだろう」 ウルフ代表はそう語る。 「なぜなら我々は彼が小さなゴーカートのドライバーだった11歳の頃からフォローしてきたからね。メルセデスのガレージにいることを喜んでくれる子だった」 「モンツァのFP1で、ティフォシの眼前に競争力のあるマシンでイタリア人の子が出ていく姿を見るのは、イタリアの誰もがとても嬉しく思えることだと思う。我々はそこから始めていく」 なおアントネッリに対しては、今シーズン後半にメルセデス製パワーユニットのカスタマーチームであるウイリアムズから、ローガン・サージェントに代わってF1デビューを果たすのではないかという噂もある。そして、2025年のフル参戦に向けて準備するというのだ。 しかしウルフ代表はその可能性を正式に否定。F2での戦いとテストプログラムを完遂させることに重点を置いていると語った。 「(ウイリアムズ代表の)ジェームス・ボウルズと私との間には、非常に透明性のある話し合いを行なえる関係性があるし、ジェームスはキミの発掘とその育成にも関わってきた」 「彼にとって何がベストかを考えると、それは我々が以前計画した通りに、旧車テストとF2におけるプログラムを継続し、様子を見ることだと思っている。我々の計画を混乱させてウイリアムズでの機会を与えるのではなくね。それが我々の下した決定だ」
Filip Cleeren