「発達障害グレーゾーンは一生続くわけではない」子どもの“グレーの濃度”を薄くするために親ができること
ポジティブな環境は子どもを安定させる
家庭の環境をポジティブにしておくことは、性格形成のうえでも、精神的な安定のためにも、欠かせません。ポジティブな環境で育てられる子どもは、前向きでおおらかな性格になることが、脳科学の研究でわかっています。親はいつも笑顔で、ポジティブな言動をおこなうように意識しましょう。
環境をつくる
ものごとは捉え方しだいでネガティブにもポジティブにもなります。親は日ごろからものごとをポジティブにとらえ、笑顔をたやさないようにして、それを子どもにみせましょう。 【ネガティブな家庭環境になる親の言動】 ・なにかがあったとき「えーっ」と不安な表情になる ・ 常に不機嫌な表情をしている ・ 子どもを叱る ・子どもにお説教をする ・ 子どもの前で、生活のぐちを言う ・ 人の悪口を言う ・ 人のせいにする など 【ポジティブな家庭環境になる親の言動】 ・笑顔をたやさない ・ 事情を聞き、子どもを信頼する ・ ものごとのよいところを探す ・ 言い方を明るくする ・ 他者に「おかげさまで」の気持ちをもつ ・ 自分が親にしてもらってうれしかったことを子どもにもする ・ 親の失敗談を語る など 上記のような言動を子どもにみせる <宿題をやらない子に効果がある言い方の例> 笑顔で言うことも大切 「宿題をやらなくても平気なんて、 すごい勇気があるねえ」 「お母さんなら、宿題をほうっておいたら心配でしょうがないけど、 あんたは気にしてないみたい。めっちゃ大物なのかもね」 がんばりどころ→笑顔でポジティブに過ごす
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