“ミスター2AW”滝澤大志との頂上決戦へ向け“エース”吉田綾斗が宣戦布告「ここ一年で変わってしまった評価を今一度改めさせる」
9月から始まるトーナメントで制裁宣言?!
③9月トーナメント1回戦でチチャリート選手と対戦 ――そして、9月からいよいよ始まる『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT』ですけども、1回戦ではチチャリート選手との対戦が決定しております。このトーナメントに向かう意気込みはいかがでしょうか。 意気込みとしては、まずはチャンピオンとしてこの日を迎えたい、というのがあって。当たり前なんですけど、チャンピオンになって、そしてこのトーナメントでも、チャンピオンとしてちゃんと出場した上で最強を獲ってしまって、『2AWで敵なし』というのを一度見せたいなとは思っています。それの1回戦の相手がチチャじゃないですか。チチャは周りでふざけてるうちの一番近い存在なので。 ――こないだの写真でも(笑)。 このシングルはある意味、待ちに待ったというか。本当にボッコボコにしてやりますよ。一方的にやってやりますよ、こいつだけは。 ――これは制裁宣言? 制裁です。こいつは許せたもんじゃない。本当に数ヶ月で溜まったうっぷんを全部ここで晴らしたいと思ってますので。 ――チチャ選手の悪ノリの部分なんかを、今回はもう懲らしめるという。 またあいつは悪ノリと思ってないですからね。あいつの意見としては、『吉田綾斗がふざけてるから、ふざけないように監視してやる』という言い分なんですよ。それがすごい腹立つ(笑)。すっごい腹立つ後輩なんです。 ――これの組み合わせのときの、最終的にみんなで写真撮るときにも吉田選手を睨んでましたからね。 あのとき、気づかなかったんですけど。直接フェイストゥフェイスのときはあいつスカしてたくせに、自分が見てないところでやるっていうのがまた腹立つなと思って。 ――コメントで「許さん」と書いてましたね。 許さんです。ちゃんと許さないです、本当トーナメント。 ④他団体参戦など2024年後半の動きは? ――他団体参戦とか、2024年後半の動きを少し、今わかってることもあるかもわかりませんし、「これからこうなったらいいな」みたいな。4月に新日本プロレスに急遽参戦ということもありましたし。久しぶりの新日本プロレスのマットはいかがでしたか。 やっぱり新日本プロレスでしか得られないものがあるな、というのは改めて実感しました。ただ、あのときはチャンピオンが仁木だったんですよね。仁木がチャンピオンとしてベルト巻いて出て行ったんですけど、ああいうチャンスがあったときにも、自分がベルトを巻いていたら印象ってやっぱり変わるじゃないですか。それは必要だなと思うので、今後の他団体という面では、やっぱり自分がベルトを巻いて、2AWのベルトをいろんなところに持って行って、いろんな景色を見せるというのが、全部2AWに返ってくると思うので。それが一番いいかなと思います。本当、今はどこ呼ばれてもなんか怒ってるだけなんで、自分(笑) ――やっぱり吉田選手はもともとの実績、“エース”としての実績もそうですし、ポテンシャルの高さで他団体からも非常に高い評価を受けてるので。 最近、そういうことを言ってくれる人が周りに全然いないので。それを見せつけないといけないと私は思っています。 ――新日本プロレスや他の団体でも「新世代」と呼ばれている人たちが活躍している中、吉田選手はすでに2AWの中で“エース”として活躍されていましたけども、同年代の人たちが新世代で。 プロレス界で言うと、まだ若いほうには入ると思うので。そういう意味では、まだまだ日本のプロレス界において、全然落ち着くつもりは全くないので。私も上を目指していくので。 ――そういう同じ年代の新世代の人たちが、言ってみれば、上の人に壁を突き破ろうとしている、今の縮図みたいなものってどういうふうに感じますか。 自分たちの世代の人たちが突き破ろうとしている段階ではあるんでしょうけど、それができない世代ではないと思っているので。本当に時間の問題というか、自分たちの世代で、いろんな団体の人を思い浮かべますけど、もうすでにある程度、確立したものを持ってる人が多いと思うので。そんな、突き破ろうとしている下側のイメージはあんまりないですね。むしろ、もうほぼみんなトップ戦線にいるようなイメージは。『新世代』という言葉がまだそう見えるだけで、ほぼ現世代なんですよね。今の世代という感じがしますけどね。 ――確かに、リング上を完全に支えてるのは、”新世代”と呼ばれる人たちですよね。 そこが完全に、どの団体を見ても、トップ戦線には必ずこの世代がいると思うので。そこに関しては、本当に『下から突き上げてる』という印象ではないですね、もう。 ――ということは、今は自分たちの時代ということをすごく実感されていると。 そうですね。トップが集まるみたいなときに、自分が2AWのトップとしてそこに呼ばれたいな、というのはありますね。 ――今、日本プロレス協会みたいなものが立ち上がって、日本マット界がちょっと協力し合おう、みたいなムーブメントができつつあると思います。そういった部分に関してはいかがですか。 それがあるおかげで、そこに自分たちも入っていくことができたのであれば、今までなかった対戦カードがいっぱい生まれるわけじゃないですか。やっぱりお客さんにとって、それってめちゃくちゃ刺激的で、『本当に観たいな』と思えるカードがそういうところで組まれるわけじゃないですか。そういうのは、それこそ今の世代っていうぐらいなんですから、今のうちにやりたいですね。早いうちにね。 ――吉田選手の年齢の人たちが、今、最高に状態が良いときに、バチバチやり合ってほしいというのは、ファンの皆さんも思ってると思うんですよね。 全然そうだと思うんですよ。ファンの人の期待に応えるとか、それ以上のものを見せるとなったら、やっぱりそういうところから逃げるべきではないと思うので。やっぱり、ちゃんとやるべきだと思います。 ――そういうマッチメイクは本当に早く観たいな、というのはいつも思っています。 やりたいですね。 ――2AWの中の新世代のメンバーはどんなふうに映ってますか。 4人とも本当にトップ戦線ですね。若松も前、無差別に挑戦しましたし。ナカはナカでずっとタッグベルトを防衛し続けていて。 ――真霜選手と組んで、だいぶ化けましたよね。 そういう意味では、『ここ最近で一番格が上がったな』という印象があるのはナカだと思いますし。チチャはちょっとね……チチャがちょっとな(笑) ――でも、長い休養期間を経て復帰してからは、水を得た魚のように。 復帰したときはよかったんですけどね。自分のパートナーになりだしたころから、ちょっと変わってきちゃったなと思うんですけど。『そんなことしてる場合じゃないよ』という感じが。 ――絶対に制裁すると。 制裁します。ボコボコにします(笑) ――吉田選手にとって、2AWの無差別級選手権の王座というのは、どんなものになりますか。 自分は“2AWのエース”と言われるだけあって、2AWの顔と言えば自分というのは、ずーっと自分の中で意識していたものなので。その中で、第1回のベルトを獲れなかったのは、けっこう自分的には『でかいものを落としたな』というのがあった上で、2回戴冠してて。やっぱり、2AWのベルトを持っているときが一番自分らしくあれるとは思うので。『自分が持っててこそ』みたいなベルトだと思っているので。他の誰よりも似合うのは自分だと思っているので、ちゃんと、しっかりとベルトを獲りたいと思っています。久しぶりの滝さんとの対戦も楽しみですしね。 ⑤大会に向けてメッセージ ――そのお姿を大きく楽しみにしたいなと思います。最後に、大会に向けてのメッセージをお願いします。 7月のTKPで挑戦表明したときに、ちょっと会場内にも多少のブーイングもありつつで。逆に言えば、全員が声出しながらアレしてたので、自由に応援してもらって、自由に観戦して、好きに楽しんでもらえたらいいんですけど、そんなみんなに、吉田綾斗の強さを改めてお見せしたいなと思いますので、皆さん、8月25日にぜひTKPにお越しください。 ――どうもありがとうございました。 ありがとうございました。
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