【日本未上陸】TOM WOOD(トムウッド)出身デザイナーが手掛けるジュエリーブランド「ジョセフィーヌ ストゥディオ」
筆者が先日ノルウェーのファッションの祭典「オスロ ランウェイ」に参加した際、最も印象的だったブランドが「ジョセフィーヌ ストゥディオ(Josephine Studio)」であった。 有機的なラインが織りなす柔らかさと強さを兼ね備えたデザインは、ミニマルながらも存在感がある。18金のファインジュエリーと、手の届きやすい価格帯のスターリングシルバーの2ラインを展開し、北欧各国の専門店で取り扱われている。 共同設立者のサラ・ハーランドとカミラ・ジョンセンは、自身のジュエリー同様、飾らず親しみやすく、芯の強い聡明な女性だ。2人は「トムウッド」で出会い、後に「ジョセフィーヌ ストゥディオ」を立ち上げた。 今回は、カミラ・ジョンセンさんにブランドの立ち上げからデザイン、制作過程まで詳しくお話を伺った。
トムウッドで出会った二人が紡ぐ、歴史とモダンの融合
ー二人の出会いと、「ジョセフィーヌ ストゥディオ」の立ち上げに至った経緯について教えてください。 ノルウェー発のジュエリーブランド「トムウッド」で働いていたときに出会い、個々の物語や個性を反映するタイムレスなジュエリーを作るという共通のビジョンを見出しました。退職後に再び結びつき、2022年10月に計画を開始、翌月には会社を設立し、2024年春に最初のコレクションをローンチしました。
ジョセフィーヌ ストゥディオは、デザインと品質に妥協せず、私とサラ・ハーランドのバックグラウンドを生かして、美しさと意味を兼ね備えたジュエリーの制作をしています。
ー「トムウッド」での、最も重要な学びとは? そして、それを「ジョセフィーヌ ストゥディオ」でどのように生かしていますか? 「トムウッド」で過ごした時間は、成功するブランドを築くためには、ハードワーク、大胆な決断、そして競争力を維持するための迅速な行動が必要であることを教えてくれました。 この経験は生産や開発において大きなアドバンテージをもたらしています。 最も重要な教訓のひとつは、失敗の可能性があっても挑戦する勇気を持つことです。大切なのは、アイデアを実行に移し、最後までやり遂げる力を持つことだと思っています。