カナカン 三和食品子会社化 北陸伝統食品守る
カナカンは10月17日付で、富山県南砺市の三和食品の全発行済株式を取得し、子会社化した。三和食品新社長は、カナカンの市村治朗取締役が就任した。 三和食品の年商は約5.5億円。1965年に創業し、北陸の伝統食品「かぶら寿し」のほか、「大根寿し」や「昆布巻」などを製造し、直営店のほか、スーパーなどで販売している。 主力のかぶら寿司は北陸のおせち料理に欠かせない一品であり、富山県推奨「とやまブランド」に認定されている。子会社化の理由についてカナカンは「高い技術とオリジナル製法で製造している『かぶら寿し』事業の継承と北陸伝統食品を守るため」としている。