BTSを追ってプサンへ! RM映画ワールドプレミア 5000席を埋めたARMYの熱狂
メンバーの兵役服務によりグループ活動を休止中の「BTS」だが、リーダーRMと最年少ジョングクの入隊までのソロ活動に密着したドキュメンタリー映画が話題となっている。世界120カ国・地域で上映され日本でもヒット中の「JUNG KOOK:I AM STILL」は東京で鑑賞。「RM:Right People, Wrong Place」は第29回プサン国際映画祭で世界初披露されると聞いて、現地に飛んだ。 【写真】世界初公開に駆けつけた各国のARMYから歓声! プサン国際映画祭での「RM: Right People, Wrong Place」上映前の舞台あいさつに登壇した撮影チーム。 「RM:Right People, Wrong Place」は第29回プサン国際映画祭のオープンシネマ部門でK-POPドキュメンタリー初の公式招待作品に選定。最年少ジョングクの「JUNG KOOK:I AM STILL」は世界120カ国・地域で上映され、日本でもヒット中だ。楽曲制作で自身を表現するRMと、パフォーマンスを追求するジョングク。対照的な2人の活動の軌跡は、トップランナーの重圧と成長に肉薄したヒューマンドキュメンタリーだ。
人間キム・ナムジュンの姿
秋雨降りしきるプサン。10月7日夜、「RM:Right People, Wrong Place」のワールドプレミア上映の舞台となった野外スクリーン前にはARMYと称されるファンが世界各国から駆けつけ、5000人の会場を埋めた。飛び交う言語はさまざまだが、舞台あいさつが始まると歓声はひとつに。イ・ソクジュン監督は「RMの深い内面の記録であり、誰もが生きる中で一度は経験したであろう感情の記録」と本作を表現。入隊中のRMはインタビュー映像で登場し、「生々しい人間キム・ナムジュン(RMの本名)の姿を盛り込んだ」と語った。 作品は2023年の8カ月間、各国のさまざまなアーティストとの共同作業で2枚目のソロアルバムを制作する過程を記録している。アルバム名は「Right Place, Wrong Person」(正しい場所、間違った人)。ややこしいが、映画のタイトルは「Right People, Wrong Place」(正しい人、間違った場所)だ。