山口百恵さん 長男妻の疎遠だった父が逝去…自身も葬式にも出なかった“毒父”との不和
《実父であります作曲家・編曲家の牧野信博が、昨年2023年10月18日に63歳にて永眠いたしました》 【写真あり】友和と相合い傘をして笑顔の百恵さん 10月18日、Xでこう報告したのは声優の牧野由依(38)。実父が1年前に亡くなっていたことを明かした。 ’20年に三浦祐太朗(40)と結婚した牧野。祐太朗の母・百恵さん(65)は牧野の姑にあたる。 「百恵さんと牧野さんはLINEを交換してメッセージのやり取りをするなど、日ごろから良好な嫁姑関係を築いています。 牧野さんのお父さんが亡くなった際にも、百恵さんが何かと支えになったのではないでしょうか」(音楽関係者) 一周忌を迎えて発表した実父の死。牧野はこうも綴っている。 《10年程前より、父は私や母とは別の道を歩むことを選んでいたため、その間連絡を取ることもなかった》 晩年は疎遠だった牧野親子。牧野家の知人はこう語る。 「お父さんはとても教育熱心な人で、由依ちゃんはお父さんをとても尊敬していました。 もともとは仲のいい一家だったと思いますよ。 ただ、由依ちゃんが結婚したころに『おめでとう』と声をかけると、『ありがとう』とは言うもののあまり多くは語らず……。今思えば、そのころにはすでに親子に距離ができていたんですね」 実は百恵さんも、父との確執に長らく悩んでいた。著書『蒼い時』(引退直前の’80年9月出版、集英社)に、強い言葉でこう綴っている。 《私には、父はいない。一つの肉体としてあの人がこの地球上に存在していたとしても、私はあの人の存在そのものを否定する》 前出の音楽関係者は続ける。 「百恵さんの父は百恵さんの母のほかに妻がいて、百恵さんの母とは入籍していませんでした。 それでも百恵さんが幼いうちは、欲しいものを買ってあげたりお出かけに連れていったりと、父親らしくかわいがっていたそうです。そのころは百恵さんも父への敬愛を持っていたといいます」 しかし、百恵さんが中学入学を控えた春。『蒼い時』によると父からこう投げかけられたという。 「中学に入ったからといって、ボーイフレンドとか何とか言って、男と腕でも組んで歩いたりしたらぶっ殺すからな」 そのときのことを百恵さんはこう振り返っている。 《あの時のあの人の目、娘を見る父親の目ではなかった。娘を娘としてではなく、自分の所有している女を見る時のような動物的な目だった》(『蒼い時』)