「モーニングショー」毎日新聞元政治部長、自民大敗で高市氏の反乱の可能性を解説「今の永田町の空気は…」
30日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、自公が過半数割れとなり、苦しい政権運営を余儀なくされた石破政権について特集した。 石破内閣の支持率が今月1、2日の調査から18・6ポイント下落し、32・1%へと急落した。一方で、石破首相が辞める必要がないとする回答が65・7%あったことを伝えた。 自民大敗を受けての今後の党内の動きについて、羽鳥アナが「昔の安倍派の議員がたくさん落選して。石破さんに代わって、じゃあ高市さんだというのはどういうふうになっていきますか、現実的に?」と質問した。 毎日新聞の元政治部長で論説委員の佐藤千矢子氏は「高市さんって元々、党内で支えてくれる人がたくさんいてということではなくて。総裁選のときにも推薦人を集めるのにとても苦労なさいましたよね。だけど、党員の人気が非常に高かったりとか、いろんな流れの中で決選投票まで残られたんですが」と元来から党内での待望論があったわけではないと指摘。「今じゃあ、高市さんを推薦人で支えていた人も大量落選するという状況の中で、まとまって誰かが高市さんを浮かび上がらせる、そういう動きができる人がいるかというと、そういう動きにはなっていない」と党内に高市氏を担ぎ上げるムードにはなっていないと指摘した。 佐藤氏は、高市氏の“反乱”の可能性について「いろんな報道が乱れ飛んで、新党結成するとか、反乱の狼煙をあげるとか面白おかしく書いてますけど、今の永田町は全くそういう空気はなくて、バラバラっていう感じですね」と自民党の反主流派は呆然とした状態だと解説した。