大谷翔平がドジャースの勝敗を左右している!? データ数値で見る”真の貢献度”とは【コラム】
“数値で見る”今季の大谷翔平ベストゲームは…?
ここで、大谷選手の今季のWPAのベスト/ワースト5を図に示した。ちなみに、上記レイズ戦は6位になる。 ベスト5のうち3試合、ワースト5のうち4試合が延長戦で決着した。ワースト5試合には不調期の試合が目立つ一方で、うち4試合が実はチームが勝利している。 1位のアトランタ・ブレーブス戦は、個人記録は3打数1安打2打点2四球で、この1安打が延長10回裏の同点タイムリーヒットだった。WPAは試合展開のほかチャンスでの打撃機会数も影響し、試合展開を左右する重要性が高くなるほどプラスやマイナスの幅が大きくなる。このランキングはWPAの特質を反映しているともいえる。 すでに「40-40」を達成し、「50-50」の可能性もささやかれるなど個人成績面で例年以上にファンを楽しませる大谷翔平選手。 そこに、今年はチームのポストシーズン進出という去年までにない楽しみが直結している。数字上からも、今年の大谷選手は「チーム最大の勝利への貢献者」といっていい。 ポストシーズンは、何より本人が未体験の楽しみな世界であろう。9月にMLBチームの一員として大谷選手が初めて体験するだろうシャンパンファイトはどのようなものになるだろうか。
ベースボールチャンネル編集部