「赤ちゃんの背中スイッチ」実は存在しなかった? 夜泣きを減らすとっておきの方法
授乳やミルクをあげ終えて、ようやく自分も休める…と赤ちゃんをベッドに寝かせたら、泣いて目覚めて寝かしつけのやり直し。夜泣きや"背中スイッチ”に悩まされているママやパパも多いはず。 YouTubeで日本各地の中学生・高校生に「赤ちゃん学」の授業を配信している元・教師の著者が、赤ちゃんの夜泣きに効果的なとっておきの方法をお伝えします。 【画像】赤ちゃんの「夜泣き」を減らす基本セットとは? ※本稿は、水野正司(著)・間宮彩智(イラスト)『未来のために知っておきたい みんなの子育てスキル』(マイクロマガジン社)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
赤ちゃんの「夜泣き」がおさまりません。どうしたらいいでしょう?
赤ちゃんは一晩に7回くらい夢を見るといわれています。(大人は5回くらい)。 大人は睡眠が浅い時に夢を見ますが、赤ちゃんはもっと浅い――目を覚ますギリギリのレベルで夢を見ます。 この時に目を覚まして泣くのが「夜泣き」です。 でも、夜中の2時とか3時に泣き出されたら困りますよね。こういう時はどうすればよいのでしょうか? 夜泣きを減らす「基本セット」というのがあります。 (1)朝は部屋に朝日を入れる (2)日中はたくさん活動する (3)夜は刺激を減らす 朝は部屋に朝日を入れてあげます。遮光カーテンを使っている場合は、カーテンを開けてあげましょう。 朝日を浴びることでメラトニンという睡眠ホルモンが夜に分泌されるように体内時計がリセットされます。 日中はハイハイをするなど、体を使った活動が大切になります。泣くのも運動ですから、泣き出した時に急いで駆け付けるのではなく、少しだけ泣く時間をとってあげることも大切です。 そして、夜は部屋の明かりを少し暗めにし、静かにしてあげると、眠る準備が整います。 しかし、それでも夜泣きを起こすことはあります。だっこしても泣きやみません! そんな時はどうしたらいいのでしょうか? 実は、そういう時に赤ちゃんを泣きやませる《とっておきの方法》があります。それを使えば、ほとんどの赤ちゃんは泣きやみます。