子どもの学習に「付きっきり」はNG? 英語教材を展開するサンリオに聞いた“子どもを惹きつける”秘密
■サンリオピューロランドでも人気の「頑張りを認める」アトラクション、英語“で”映画を作る試みも
ですが、一度ハマったとしても、飽きっぽい子どもに続けさせるのは至難の業! 苦労している親御さんも多いでしょう。英語は、子どもたちが初めて触れる異言語。失敗して「できなかった」「苦手だ」と刷り込まれてしまえば、続けることはおろか「英語は嫌い!」になってしまう可能性も。 「子どもにとっては、『何かを成し遂げたこと』だけでなく、『成し遂げるために頑張ったこと』そのものを認めてあげる必要があると思っていて。たとえば教材の1つであるクイズ玩具は、答えが間違っても『Nice try!』と、否定的なワードは返しません。逆に褒め言葉は『Good!』『Ok!』にとどまらない豊富なバリエーションを盛り込んでいます」 この「頑張ったこと自体を認める」というコンセプトは、サンリオピューロランドの英語で遊ぶアトラクション『BUDDYEDDY WONDERFUL CLUB』でも踏襲。話した英語のアイテムが映像に飛び出し、それらを使ってパーティの飾り付けをするという内容で、英語が上手に話せなくても「Try again!」とキャラクターたちが応援してくれます。それに背中を押されてどんどん英語を話したくなるというもので、昨年秋のオープン以来、すっかり人気アトラクションの1つとなりました。 このように、キャラクターたちと遊びながら、楽しみながら、英語“で”さまざまなことを学べるのが、『Sanrio English Master』が後発ながら好調な理由。昨年秋からは、やる気スイッチグループの子ども向け英語・英会話スクールWinBeのコース『Fun Kids English』の教材にも採用。教室で友だちや先生との会話などでアウトプットすることで、より表現力を定着させることができるそうです。 さらに11月30日からは、両社のコラボによる新たな英会話教室『Sanrio English Studio「We Act!」』も開校。子どもたちが映画制作を通して英会話を学ぶ場で、バディエディたちのほか、監督にハローキティ、脚本家にシナモロール、カメラマンにポムポムプリンも登場。生徒がキャストになってアフレコ体験もでき、子どもが楽しめることは間違いないでしょう。 「英会話を学ぶのはもちろん、クラスメイト同士で協力しながら映画を制作するという共創力やコミュニケーション力を育むための教室。自分たちが作った映画が形になるという達成感は、子どもたちにとって大きな成功体験になるはずです」