【新型ステップWGN】ホンダが再編前にやるべきことは、売れてる車種をいかにアップデートし磨きを掛けるか? その試金石はステップWGNだ!
フリード爆売れの陰で商品力を高めたいステップWGN
ホンダのプチバンであるフリードが爆売れ中。賞取りレースも戴冠を手にしましたが、歴史あるミドルサイズミニバンのステップWGNのセールスがイマイチ。一般的にライバル視されるノア&ボクシー兄弟の足元にも及びません。正直、もう少し売れて欲しい感じ。 この記事の他の画像を見る
ホンダとトヨタを代表する両ミニバン。意外とパッケージは異なるのですが、市場に放たれれば価格・燃費・ブランド力が勝敗を分けることに。ワイの知人にヴォクシーとステップWGNスパーダの2台持ちユーザーがいるのですが「燃費がいいのはヴォクシー、運転して楽しいのはステップWGN」との評価。ちなみに購入モデルはどちらもハイブリッドモデルです。
また、別のユーザーは「ステップWGNはちょっとサイズが……」といいます。日中は奥様がクルマを利用されるそうだが、比較して全長が長い分、視覚効果も手伝って運転することに不安を感じるというそうな。そんな方にはいまフリードがあるのですが、早速、両モデルのサイズ感を比較してみましょう。
【ステップWGN】 全長4830(AIR:4800)×全幅1750×全高1840mm(四輪:1855mm) ※ホイールベース2890㎜ 【ノア&ヴォクシー】 全長4695×全幅1730×全高1895mm(四駆:1925mm) ※ホイールベース2850mm
スパーダとエアーではサイズが少し異なり、最大全長はスパーダの4830mm。ノア&ヴォクシーより135㎜(もしくは105mm)もサイズが違うのでした。また、ノア&ヴォクシーは室内高の高さで空間をアピール。しっかとステップWGNに対抗しているのです。
燃費の差はどこから来るのか? ボディが大きいのだから仕方ないという見方もありますが、ボディが大きければ当然、車重が増えますよね。ザックリいうとステップWGNの方が100kg重く、その分をユーティリティに割り当てているのでした。
個人的にノア&ヴォクシーが秀逸だと思ったのはハイブリッド車とガソリン車の車重がおよそ30kgしか違わないこと。コレをステップWGNに置き換えるとカタログ上、100kgもハイブリッド車(正式名称はe:HEV)が重いのです。また、走りは気持ちいいもの、ハイブリッド車は1.5Lのターボエンジン搭載。ついついアクセルを踏み込んで酔いしれて燃費を悪化させてしまうのかもしれません。