【MLB】メッツ・千賀滉大がブルペンでの投球練習を延期 右上腕三頭筋の張りを訴えるも軽症の見込み
右肩痛からの戦列復帰を目指している千賀滉大(メッツ)は日本時間5月20日にブルペンでの投球練習が予定されていたが、右上腕三頭筋に張りを感じたため、ブルペンでの投球練習を延期することになったようだ。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、メッツはこれを深刻な問題とは考えておらず、千賀は今週末までにはブルペンでの投球練習を行う見込みだという。しかし、ブルペンでの投球練習の延期は、右肩痛からの戦列復帰を目指す千賀の調整が再び遅延したことを意味する。 千賀のブルペン延期を受け、メッツのカルロス・メンドーサ監督は「我々はユニークなアスリートを扱い続けているんだ」とコメント。「彼はただ、無理をしたくなかったのだと思う。昨日はマウンドに立つべき日ではないと感じたようだ。我々は辛抱強く待つことを決めたし、彼と一緒に取り組み続けるよ」と千賀のペースで調整を進めていく方針を語った。 千賀は15日間の故障者リストでシーズン開幕を迎えたあと、60日間の故障者リストに移されている。そのため、最短で日本時間5月28日に戦列復帰が可能になるが、調整が大幅に遅れているため、最短日数での復帰は現実的ではない。メンドーサ監督は千賀が6月中、遅くとも前半戦のうちに復帰する望みを捨てていないようだが、この先の調整がスムーズに進まないようであれば、復帰は後半戦に持ち越されることになるかもしれない。 現在31歳の千賀は5年7500万ドルの大型契約でメッツに加入。メジャー1年目の昨季は29試合に先発して166回1/3を投げ、12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の好成績をマークした。ルーキーながらオールスター・ゲームに選出され、ナ・リーグ新人王の投票ではコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)に次ぐ2位にランクイン。サイ・ヤング賞投票でも16ポイントを獲得して7位となった。