腹筋バキバキ 世界選手権に女子フィジーク日本代表が挑む 念願の金メダル獲得なるか!?
12月17日(火)~19日(木)にかけて有明コロシアムで開催される『IFBB世界フィットネス選手権&男子ワールドカップ』。日本での開催が初めてということも相まって、総勢119名の日本代表選手が出場する。「世界大会応援企画・日本代表選手名鑑」として、カテゴリーごとに全選手を紹介しよう。 【写真】腹筋バキバキ!女子フィジーク日本代表11名の肉体
本記事で紹介するのは「女子フィジーク」(12月18日実施)。女子カテゴリーの中で最も筋肉量を要し、加えて体脂肪の薄さも審査基準となる。日本からは11名の選手がエントリーをし、世界フィットネス選手権で銅メダルの実績を持つ荻島順子選手や澤田めぐみ選手に期待が膨らむ。 以下、女子フィジークにエントリーしている11名の選手を紹介(50音順)。各選手の過去の成績やトピックと共に、予習復習として役立ててほしい。 ●荻島順子(おぎしま・じゅんこ) 女子フィジーク163㎝以下級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 日本選手権2連覇女王。競技歴4年目となる今シーズンはアジア選手権でも優勝を果たした。筋肉量・絞り・仕上がり、全て5つ星とも言える肉体に圧倒必至。 ●春日千春(かすが・ちはる) 女子フィジーク163㎝以下級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 9月に開催された日本マスターズ選手権女子フィジーク60歳以上級では清水恵理子選手に次ぐ2位の位置に。今大会でもバリバリの絞りに注目したい。 ●阪森香理(さかもり・かおり) 女子フィジーク163㎝以下級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 日本マスターズ選手権では50歳以上級で優勝し、そのままオーバーオール制覇。上半身、特に肩や下背を意識して筋量アップした成果が世界大会で実を結ぶか! ●佐藤奈々子(さとう・ななこ) 女子フィジーク163㎝以下級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 サンプレイの意思を継ぐマスターズの星。今年の日本マスターズでは惜しくも2位だったが、武器となるマッシブな身体で今年の集大成となる世界に挑む。 ●澤田めぐみ(さわだ・めぐみ) 女子フィジーク163㎝以下級 世界フィットネス選手権で銅メダルの実績を持つ女子フィジーク界のレジェンド。腕を挙げても見事に割れた腹筋は唯一無二だろう。悲願の金メダルを期待したい。 ●四方千枝(しかた・ちえ) 女子フィジーク163㎝超級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 9月に開催された日本クラス別選手権女子フィジーク163cm超級で2位の座に。高身長なのに丸みのある筋肉を武器に2クラスでの活躍を目指す。 ●清水恵理子(しみず・えりこ) 女子フィジーク163㎝超級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 日本選手権や日本マスターズ、日本クラス別選手権ではメダルの常連。2022年の世界選手権では3位の実力を誇るトップ選手に世界の返り咲きを期待してやまない。 ●新沼隆代(にいぬま・たかよ) 女子フィジーク163㎝超級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 昨年から今年にかけて、ジャパンオープンと日本マスターズ40歳以上級で優勝と一気に飛躍。絞り切った身体に刻まれる深いカットで舞台を魅了する。 ●橋木明子(はしぼく・あきこ) 女子フィジーク163㎝以下級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 トレーニングセンターサンプレイ所属のベテラン女子フィジーク選手。もこもことしたステージ映えする筋肉に、目を奪われること間違いなしだ。 ●原田理香(はらだ・りか) 女子フィジーク163㎝超級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 2024年日本女子フィジーク選手権3位と飛躍の1年になった“絞りの女王”。しなやかさの中に力強さを兼ね備えた肉体は、世界の舞台でどのように見えるのか楽しみだ。 ●宮田みゆき(みやた・みゆき) 女子フィジーク163㎝超級/女子フィジークマスターズ35歳以上級 人工股関節の手術を乗り越え、今年の日本選手権では8位とファイナリストに返り咲き。アーティスティックな魅惑のポージングと、その肉体美に刮目せよ。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・文:小笠拡子 撮影:中島康介