プロボクシングが感染予防のため前日計量後、出場選手のホテル隔離を決定…ウナギに焼肉、恒例の“勝負メシ“が食べられない?!
また導入を検討していたPCR検査については、当面、導入が見送られることになった。Jリーグに続き6月19日に開幕を迎えるプロ野球も全球団の選手、首脳陣、スタッフのPCR検査を開幕前に行い、その後、1か月ごとに定期的に実施することを決定したが、安河内事務局長は、「各競技団体がPCR検査の実施を発表している。ボクシング界もできるだけ早期に導入していきたい。ただ現状は全国津々浦々でPCR検査を受けることのできる状況にはなっていない。公平性、継続性が担保できることが確認された状況で導入したい」と説明した。 PCR検査が導入できるまでは、試合の3週間前、前日と2度の抗体検査が実施される。7月12日に愛知県刈谷市の「刈谷あいおいホール」で無観客で行われる中日本の新人王予選が、全国での興行再開第一弾となるが、その試合の抗体検査は、今月20日に医療機関で行われ、陽性反応が出た場合は公表される。 また初期の感染状態を示す「IgM抗体」が出た場合は、その対象者に対してPCR検査が実施される。陽性反応者と隔離を余儀なくされる濃厚接触者が大量に出た場合は、興行中止に追い込まれる危険性があるため、複数の出場選手を抱えるジムは、練習の段階から時間帯を分けるなど、できるだけ出場選手の接触をさけ、感染リスクを抑えておく必要があるだろう。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)