物置小屋の中で鳴いていた、生まれたばかりの子猫を保護→4年後、飼い主にとって「娘のような存在」に成長
「育てられるか不安だったけれど、『死なせない』っていう気持ちのほうが大きかったです」と話すのは、X(旧Twitter)ユーザー@Hamu_hakumumuさん。 飼い主さん家族は、2020年5月に愛猫・てちちゃん(取材時4才)を保護しました。生後推定1~2日ほどの生まれたばかりのてちちゃんを保護した経緯について、飼い主さんはこう話しています。 飼い主さん: 「友人宅の庭でお昼にバーベキューを始めたときに、どこからか子猫の鳴き声が聞こえたんです。しばらくすると鳴き声が聞こえなくなりましたが、夕方ごろにまた声が聞こえて……。息子たちと一緒に、声が聞こえるほうに行ってみたんです。 【写真】家族に見守られスクスク成長したてちちゃんは現在4才に すると、友人宅の裏にある物置小屋の中から声が聞こえているようでした。古い材木だらけの小屋の中を手分けして探すと、狭い所でうずくまって大きな声で鳴いている子猫を見つけたんです。それが、てちでした」 てちちゃんを無事に保護した飼い主さんたちは、かかりつけの動物病院に連絡。遅い時間ではありましたが、閉まる前になんとか診察してもらうことができたのだとか。 当時の心境について、飼い主さんはこう振り返っています。 飼い主さん: 「先生に『小さすぎますね。それでもミルクをあげて育ててあげてください』と背中を押してもらい、家族に迎える覚悟を決めました。こんな小さい子猫を育てられるか不安だったけれど、『死なせない』っていう気持ちのほうが大きかったことを覚えています」
心配な時期もあったけれど、てちちゃんはスクスクと成長!
飼い主さんは、小さなてちちゃんを守ると決めて家族に迎えました。お迎え当初は4時間おきにミルクをあげたりと、慣れない“子猫育て”で大変なこともあったそう。 哺乳瓶でうまく飲むことができなくてシリンジでミルクを与えたり、ミルクの飲みが悪くて粉ミルクを何種類も試したりと、試行錯誤の日々が続いたといいます。 そんな不安な時期もありましたが、お迎えから1カ月もすると離乳食が始まり、てちちゃんはごはんをしっかり食べてくれるようになったのだとか。 飼い主さん家族に見守られながらスクスクと成長していったてちちゃんは、現在4才になりました。神経質で気が強いところもあるようですが、特定の人には甘えん坊なのだそう。 そんなてちちゃんの性格がよくわかるという、こんなエピソードがあるそうです。 飼い主さん: 「てちは、私が台所に立つと必ず寄ってきて足にスリスリしてきたり、歩けないほどの強さで頭や体をゴリゴリ押し付けてきます。“母猫”代わりの私には、お腹を触らせてくれたり肉球をぷにぷにされても、されるがままです。 私と息子にはデレデレの態度を見せるてちですが、なぜか主人には敵対心丸出しで……(笑) とても不思議ですね」