頭部負傷から約2カ月…CBル・ノルマンが5日の国王杯で復帰へ、トレーニングではヘッドギアを着用
アトレティコ・マドリードのCBロビン・ル・ノルマンが、復帰へのカウントダウンを開始させたようだ。2日、スペイン紙『アス』が報じている。 今夏開催のEURO2024優勝に貢献したル・ノルマンは、大会終了後にレアル・ソシエダからアトレティコ・マドリードに加入すると、ここでもすぐさま最終ラインに定着。強靭なフィジカルを活かしたタイトな守備で、トップレベルの相手FWさえもゆうに弾き返す“アイアンマン”は、出場したリーグ戦7試合のうち5試合でクリーンシート達成に尽力するなど、開幕好発進の立役者となった。が、9月下旬の第8節レアル・マドリード戦において、相手選手と頭部同士で激突。後日の検査で、硬膜下血腫を伴う外傷性脳損傷と診断されていた。 そんなル・ノルマンだが、先日から全体練習に部分合流。頭部の負傷ということもあり、当然、慎重さが求められるものの、復帰に向けた大きな一歩を踏み出していた。そして『アス』によると、同選手は回復プロセスにおける最終段階に突入したとのこと。ここ数日間は、ヘッドギアを着用しながらトレーニングに励んでおり、1日にはハイボールに対しても臆せずにプレーしていたことを併せて伝えている。 また『アス』は、全体練習でフルメニューを消化しただけでなく、5日に行われるコパ・デル・レイ(国王杯)2回戦のカセレーニョ(4部相当)戦に向けた、ミニゲームにスタメン組で出場していたと指摘。ディエゴ・シメオネ監督が、同試合でル・ノルマンを実戦復帰させる可能性が高いという見方を示している。 ル・ノルマンの離脱直後から、公式戦5試合で1勝1分3敗と不調に陥ったものの、CBクレマン・ラングレの台頭を機に、公式戦7連勝と盛り返しているアトレティコ・マドリード。そのタイミングで、頼れる“アイアンマン”の復帰が間近に迫っており、チョロが率いるチームが盤石になりつつある。
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