「表現の不自由展」中止問題 参加アーティストが会見(全文2)自主規制が日常的に起きている
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の参加アーティストは10日午前、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で記者会見を開いた。 【動画】「表現の不自由展」中止問題 参加アーティストが会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「表現の不自由展」中止問題 参加アーティストが会見(2019年9月10日)」に対応しております。 ◇ ◇
具体的なロードマップの提示を津田芸術監督に求める
村山:あいちトリエンナーレの今回の現代美術展のほうに出展、参加させていただいています村山悟郎といいます。僕のほうからは、最初に卯城さんのほうから説明があったネゴシエーションという部分のロードマップについて、アーティストの側からこういうロードマップで進めていったらどうかという提案をして、そこから実際に具体的なロードマップの提示というものを津田芸術監督に求めていく。それをアーティストのほうにちゃんと示していただくというようなことを要求していくと、そういうような形になっています。 トリエンナーレの会期終了まで、もう残り1カ月と少しですけれども、その会期の中で大きく言って3つのタームっていうものがあると思っています。それはまず2つのフォーラム、これは愛知県知事のほうから示された、「表現の自由に関する公開フォーラム」というものがありますけれども、それが9月中旬と10月上旬に予定されています。 そして、「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」というものを県が設置しましたけども、その検証委員会が出す中間報告というものが予定されていて、それはいつ出されるかということは具体的には示されてはいませんけれども、それも1つのタームで、それが再開できるかどうかというのも今後考えていく上では重要なタームになると考えています。 ですから、この3つのタームが具体的にはいつなのかっていうことが示されて、その間にどのような交渉とか、どのような意思決定がなされていくかということについて1つ、1つ要求をしていくということになります。以上です。 司会:(英語)ではこれで質疑応答に入りたいと思います。まずはこちらのワーキングプレスのテーブルからの質問を先にお受けしたいと思います。また、質問される際はお名前、そして所属のほうをお願いいたします。女性の方。それから【江川 00:37:38】さんですね。 通訳:前のマイクのほうでお願いします。