「表現の不自由展」中止問題 参加アーティストが会見(全文2)自主規制が日常的に起きている
正式なプロジェクト名はどのように定まったのか
共同通信社:共同通信の【タカハシ 00:37:50】と申します。まず1つ確認ですが、事前にいただいた資料では、このプロジェクトの名前、あと事務局に確認したところ、最初ハッシュタグが付いているということだったんですが、正式なプロジェクト名、どのように最終的に定まったのかをもう一度教えていただけますでしょうか。 ホンマ:お答えします。プロジェクト全体の名前、ReFreedom_Aichiはハッシュタグ付きません。そのReFreedom_Aichiの中のプロジェクト、私が紹介したY/Our Freedomはハッシュタグ付きです。 共同通信社:そういうふうに定まったということですね。 ホンマ:はい。そうです。 共同通信社:あと先ほどサナトリウムのお話がありましたが、すでに1階のサナトリウムでワークショップというか開かれていると思いますが、場所は名古屋市内の場所ということでよろしいんでしょうか。 ホンマ:そうですね。円頓寺という商店街の中ですね。 司会:その日付のほうはいつでしたっけ。 ホンマ:一斉アクションの日付ですか。一斉アクションの日付は、これはY/Our Freedomプロジェクトの一斉アクションです。これは14日の13時からサナトリウムで行います。 卯城:つまりこれはもうあと1カ月が会期、ラスト1カ月の日です。 司会:(英語)
県との話し合いの進捗は?
江川:フリーランスの江川です。今日はどうもありがとうございます。アーティストらしい非常に生産的なというか、前向きな提案がいろいろあったと思うんですけれども、その中で1つ、コールセンターのことがありました。これは今、引かれている電話回線を使って、職員の人たちがやっている分を自分たちがやろうと、こういうことなんでしょうか。そういうことになると県との話し合いなんかも必要だと思うんですけど、それはどうなってるかっていうのは1点と、あと今日の配られた資料の中に、いろんな要求が書いてあるんですけれども、その中に津田さんの芸術監督の名前が出てなくて、さっきの何人かの口からは出たんですけれども、この芸術監督とはどんなふうに今後やってらっしゃるおつもりなのかと。これは津田さん、ここで再開するための条件を5つほど挙げてお話をされました。そのことについてもどうすり合わせていくのかっていうことも教えてください。 高山:ありがとうございます。県とはまだ話し合いの場も持てていない状況です。ですので、2とおり考えていて、1つはソフトだけをつくって今、県が使用しているものをわれわれが、もし話が通って承認されたときにはわれわれがそこに代わりに立つ。もう1つはハードウエアも全てこちらがそろえるという条件になった場合は、おそらく先ほどのサナトリウムですとか、場所を確保して、そこで電話対応を行いたいというふうに思っております。 卯城:2つ目の質問に対する返答なんですけど、津田さんについてですよね。この間もずっと津田さんとはもちろん話はしてきました。ただ、僕たちこのReFreedom_Aichiは基本的にはアーティストが立ち上げたネットワークです。で、これはアーティストとしてはやっぱり芸術監督や県、それから知事、それからトリエンナーレ、ほかにさまざまなことがありますけれども、「不自由展」も含めて。やっぱり1つスタンスを、ちょっと保っていないといけないとは思っています。でないとやっぱりこちらから妥協せずにこちらの要望を伝えて解決を求めるっていうことができなくなると思っています。