石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜【DeNA26年ぶり日本一 史上最大「下剋上」の舞台裏】#中
【DeNA26年ぶり日本一 史上最大「下剋上」の舞台裏】(中) 珍しい出来事だった。 ❤SEXYすぎるっ!!!❤DeNAドラ1度会との親密関係が報じられた「SEXY系」超人気アイドル!!! DeNAは、CSファイナルステージで巨人を撃破した10月21日深夜、東京都内のホテルでビールかけを行った。選手、首脳陣らが歓喜に沸く中、三浦大輔監督(50)と石井琢朗チーフ打撃兼走塁コーチ(54)が会場内のプールに飛び込むと、お互い肩を組み、喜びを分かち合ったのだ。 さらに石井コーチは誰にともなく、ジョーク交じりでこう言った。 「ダレだ、あんなこと言ったのは」 球団OBが「『あんなこと』とは、9月にネット記事で報じられた、三浦監督との関係悪化を指摘する記事のことでしょう」と、こう続ける。 「記事は“石井コーチは試合中のベンチで年下の三浦監督と距離を取り、報道陣の前で『アイツ』などと呼ぶこともあったという”などと書いていた。2人は98年日本一メンバー。石井コーチは指導者としての手腕にたけている一方で、時に歯に衣着せぬ発言でチーム内に波紋を起こすことがある。以前の所属チームでは、コーチ会議で投手コーチを批判し、物議を醸したこともある。三浦監督は『調整型』の指揮官で、コーチの意見を積極的に取り入れ、采配、選手起用をする。年上の石井コーチに気を使い、選手は微妙な空気を感じていたのは確か。石井コーチは祝いの場で指揮官に歩み寄り、週刊誌の記事をネタに『ピエロ』を演じたのだろう。これでチームの雰囲気が和んだ面はあったと思う」 日本シリーズでは本拠地で2連敗したものの、そこから4連勝。公式戦では勝負どころで勝ち切れず3位に終わったが、指揮官と名伯楽の<手打ち>も奏功してか、貯金42の圧倒的な成績でパを制したソフトバンク相手に番狂わせを演じた。 日本一直後の祝勝会で石井コーチは、シリーズMVPを獲得した桑原に壇上へ促されると、ほろ酔い状態でスピーチ。活躍した捕手の戸柱を「CSでMVP取ったよな。一生懸命頑張ったんだよ。試合に出られないときも腐らずに」などとねぎらうと、若手に対してもゲキを飛ばした。 来季は二軍への配置転換も囁かれる中、すでに気持ちを切り替えているのかもしれない。 ◇ ◇ ◇ そんなDeNAに対し巨人や阪神は来季に向けて警戒を強めている。途中加入した筒香がまさかの「復活気配」を漂わせているのも一因だという。今季は計57試合で打率・188と散々だったが、いったい何故か。来季こそ期待できそうなのか。 ●関連記事【下剋上の舞台裏(下)】…では、それらについて詳しく報じている。