【10分で学ぶ】人生を変える、「お金」に関する10のこと(海外)
9. 預金口座にどれぐらいの金額を確保しておくべきか
この問いに対する答えは人それぞれだ。 ファイナンシャルプランナーのトム・ギルモア氏はLearnVestに対してこう述べている。 「基本的には、毎月の手取り給与の1カ月分にあたる金額を当座預金口座に置いておくことを勧める。これで、30日分の余裕が確保され、次の1カ月分の生活費はまかなえるという安心感が得られる。また、予期しない出費が生じたときでも、借り越ししなければならない、お金の準備ができていない、などといったストレスからも解放される」 ギルモアは、その1カ月分が確保できたら、お金を別の場所、たとえば貯蓄口座、退職金口座、投資口座などへ移すべきだと警告する。当座預金口座は利息が付かないので、あくまで一時的にお金を置いておく場所とみなしたほうがいい。 口座に給料が振り込まれて安心したら、余ったお金を最大限に活用しよう。
10. 必要な保険の種類
誰もが健康保険に加入しておくべきだ。さもなくば、医療費を自腹で負担しなければならなくなる。自動車があるなら、自動車保険が必要になる。持ち家がある人は、住宅所有者保険を買っておくべきだろう。 では、それ以外は? 以下、いくつかの判断基準を紹介しよう。 自分の身を守りたいなら、身体障害保険に入っておくべきだろう。LearnVestが紹介するわかりやすい説明を読めば、それに必要となる金額が算出できる。 子供やほかの扶養家族がいる、住宅ローンのような多額の負債を配偶者と共有している、あるいは多額の民間学生ローンを抱えているなら、生命保険があったほうがいい。その際、ほとんどの人にとっては定期保険で事足りるだろう。高い純資産を有しているなら、税的に有利な終身保険を検討する価値がある。 賃貸住宅に住んでいるなら、賃貸住宅保険を検討しよう。そのような保険は、空き巣、火災、悪天候などでの被害に加え、車上荒らしなどもカバーしている。「自動車保険は、自動車から盗まれた自動車部品ではない物品、たとえばトランクに置いていたゴルフバッグなどをカバーしていない」と、カーター・ファイナンシャル(Carter Financial)で認定ファイナンシャルプランナー兼資産マネジャーとして働くジョナサン・ミーニー氏がBusiness Insiderに指摘した。「だが、賃貸住宅保険がそうしたケースをカバーしている」 すべてが順調なときは、保険は厄介な追加出費のように思える。しかし、波が立ち始め、深刻な困難が生じたとき、保険の有無が大きな違いを生むだろう。
Kathleen Elkins,Libby Kane,CFEI