新米の初出荷でどうなる〝令和の米騒動〟…コメ不足解消に太鼓判【長野・松本市】
いわゆる「令和の米騒動」の中、県内で新米が初出荷されました。コメ不足は解消されるのでしょうか。 松本市で県内で今年初めての出荷を迎えた新米は、地元農家が生産した早生品種の「つきあかり」です。 出荷する前に米粒の形や大きさなどの見た目や、水分量を確かめる品質検査を行います。 ■JA全農長野米穀課 三浦茂人さん 「待ちに待ったコメの収穫、そしてきょう初検査ができました」 こちらは、先週の飯田市のスーパー。 「1家族1袋限り」の購入制限も…、コメ不足の影響で売り場にはほとんど商品がありませんでした。 JA全農長野によりますと、こうした状況が新米の流通により、来月上旬ごろから改善されるということです。 ■三浦茂人さん 「(Q今回の出荷によって品薄は解消される?)その通りです!何も心配することはありません!早ければ直売所では9月10日以降、大型店やスーパーでは9月20日ごろから新米が出回る」 ただ、信州に迫っている台風10号の影響も心配されます。 ■三浦茂人さん 「(稲は)順調に実っている。ただ心配されるのは今後来る台風の雨、風による倒伏」 今年の夏は気温が高い日が続いたものの、「つきあかり」の品質は去年より良く等級は最上級の1等となりました。 JA松本ハイランドは来月末までにおよそ230トンの出荷を計画しています。