台風接近の中で防災で意識高める「救給カレー」…「冷たいままでもおいしい」と好評【長野市】
台風が近づく中、防災への意識を高めてもらおうと、長野市の中学校で非常食のカレーが提供されました。「冷たいままでもおいしい」と好評です。 「頂きます!」 30日の主食はこの袋の中に!給食センターが備蓄している非常食「救給カレー」です。 パウチの中はカレーとごはんが混ざった状態で、水を加えたり、温める必要はありません。皿に移さず、袋のまま食べます。 ■生徒「普通に冷たいけど、おいしいですね。普通に。」 ■生徒「キノコとか色々入っていますね、具だくさん!。救給カレーって、あんまり普段食べない味なんですけど、思ったよりおいしくて、こんなぜい沢しちゃって良いのかな、みたいな」 ■生徒「災害の時に備蓄してあるものじゃないな、(非常食の)イメージがめっちゃ変わりました。(災害時)困っていたり悲しかったりしても、おいしくてうれしい気持ちになれる味がしました」 長野市の給食センターは災害時の食事を知ってもらおうと、年に1回、秋に「防災献立」を提供しています。 ■給食センター職員が生徒への説明 「センター内で、箱で備蓄されています。これまだあるのは一部なんですけど、賞味期限が近づいたものは、こうやって皆さんに食べる体験をして頂いて、また新しいものを入れて備蓄して、災害に備えています」 ■生徒「(元日の能登地震で)2024年の幸先悪いなって思っていて、(今年が)終わるまでに何回地震が来るんだろうなって考えていたりしていました」 10月までに市内の小中学校68校で提供されます。