香港マイル2024の見どころ・予想|買い目はソウルラッシュとジャンタルマンタルを絡めた3連単5頭ボックス
日本時間12月8日に香港・シャティン競馬場で行われる香港国際競走。日本では、ヴァーズ、スプリント、マイル、カップの馬券が発売される。ここでは香港マイル(G1/芝1600m)の傾向と予想についてまとめる。 【動画あり】抜群の調教を見せるソウルラッシュ 傾向 香港マイルは、香港・シャティン競馬場の芝1600メートルで行われるG1レースで、香港スプリントと並び地元香港勢が強い傾向がある。過去10年で香港調教馬が8勝を挙げている。その一方で、日本馬も2勝と健闘している。過去25競走では7番ゲートからの発走が4勝と最も多い。ただ、5番ゲートは未勝利だが、3着以内が12回と最多だ。馬券に最も多く絡んでいるのは、9番ゲート(3勝、3着以内11回)。 予想 香港スプリント、香港カップに比べ、香港勢に敵いそうなのが香港マイル。中でも日本から参戦する2頭に注目する。 ソウルラッシュは、マイルチャンピオンシップ(G1/芝1600m)で悲願のG1制覇。その余勢を駆って、2年続けて年末の香港に乗り込んできた。4着に敗れた昨年は、池江泰寿調教師曰く「作戦のミス」。馬場が例年より軽く、京都競馬場に似ているそうなので、マイルチャンピオンシップを制した同馬には追い風となるだろう。鞍上のJ.モレイラも昨年と同じ轍は踏まないだろう。 ジャンタルマンタルは、5月のNHKマイルカップ(G1/芝1600m)以来のレースとなるが、ひと夏を越して一段と成長し、仕上がりは順調とのこと。ジョッキーも満足しているようだ。3番ゲートと並び、過去25戦で最も連対が少ない8番ゲートからの出走だが、2つのG1を勝っている実績から対抗に推したい。 3番手は、ビューティーエターナルを推す。昨年は6着に敗れたが、4月の香港チャンピオンズマイル(G1/芝1600m)ではG1を10勝した歴史的名馬ゴールデンシックスティを破り初のG1制覇を飾った。以後の2戦は連続して掲示板を外しているが、一変を期待する。 4番手はヴォイッジバブル。昨年は単勝100倍以上の人気薄から2着に入り、周囲を驚かせた。続く香港スチュワーズカップ(G1/芝1600m)で待望のG1初制覇を飾ると、前哨戦のジョッキークラブマイル(G2/芝1600m)は、今回も対戦するチェンチェングローリー、ギャラクシーパッチらを破り勝利した。ドバイターフ、安田記念では2けた着順だが、地元では19戦して3着以下が3回と抜群の安定感を誇る。 5番手はチェンチェングローリーを選ぶ。前走ジョッキークラブマイルはヴォイッジバブルに敗れるも、直線の追い比べで1番人気のギャラクシーパッチを退け2着を確保した。最内枠発走は過去25競走で1勝もしていないが、馬券には6度絡んでいる。 ◎ソウルラッシュ 〇ジャンタルマンタル ▲ビューティーエターナル △ヴォイッジバブル △チェンチェングローリー 買い目 印をつけた5頭で3連単ボックスの計60点で勝負する。 3連単ボックス:1、2、4、10、12 香港マイル出走予定馬一覧(12月5日発表) 馬番(ゲート番)/馬名/生産国/性齢/騎手/厩舎(調教国) 1(10)/ソウルラッシュ/日本/牡6/J.モレイラ/池江泰寿(栗東) 2(5)/ヴォイッジバブル/オーストラリア/せん6/J.マクドナルド/P.イウ(香港) 3(4)/アンティノ/ニュージーランド/せん6/B.シン/T.ゴラン(オーストラリア) 4(11)/ビューティーエターナル/オーストラリア/せん6/Z.パートン/J.サイズ(香港) 5(13)/ビューティージョイ/オーストラリア/せん8/B.アブドゥラ/A.クルーズ(香港) 6(14)/ギャラクシーパッチ/オーストラリア/せん5/C.ホー/P.ン(香港) 7(2)/ドックランズ/イギリス/牡4/M.ザーラ/H.ユースタス(イギリス) 8(6)/ハッピートゥギャザー/アイルランド/せん5/A.バデル/F.ロー(香港) 9(12)/レッドライオン/アイルランド/せん5/H.ボウマン/J.サイズ(香港) 10(1)/チェンチェングローリー/アメリカ/せん4/K.ティータン/K.ルイ(香港) 11(9)/タージドラゴン/アイルランド/せん5/A.アッゼニ/P.ン(香港) 12(8)/ジャンタルマンタル/日本/牡3/川田将雅/高野友和(栗東) 13(7)/ラザット/フランス/せん3/C.デムーロ/J.レニエ(フランス) 14(3)/ラマダン/フランス/牡3/R.ムーア/J.ファーガソン(イギリス)
一野洋/スポーティングニュース