残念…。2024年、日本代表で輝けなかった選手6人。期待されながらも目立たなかった男たち
日本代表は、11月に行われた中国代表との試合を最後に2024年の全活動を終えた。この1年を振り返ると、森保ジャパンには多くの選手が招集されたが、必ずしも全員がアピールできたわけではない。むしろ実力を発揮できなかった選手もいる。今回は、今年の日本代表で活躍することができなかった実力者6人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照 【最新順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選
DF:冨安健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日 2024年代表成績:5試合0得点0アシスト 2024年も冨安健洋が日本代表のユニフォームを着ている姿をあまり見ることができなかった。 代表戦に出場することができたのは1月から2月にかけて行われたAFCアジアカップ2023の4試合と、6月のW杯アジア2次予選のシリア代表戦のみ。1年を通してチームが17試合を戦った中で、5試合の出場に留まった。 冨安が日本代表の試合に出場することができなかったのは今年が最初ではない。2021年8月にアーセナルと契約して以降は毎年のように長期離脱を繰り返しており、2022年も4試合、2023年も5試合と、近年はほとんど日本代表の試合に出場することができていないのだ。 AFCアジアカップ2023でも証明されたように、試合に出場することさえできれば、対人での強さやラインコントロールなど、頼もしいディフェンスリーダーとして獅子奮迅の活躍を見せる。しかし、これだけ戦力として計算できないのであれば、2026年のワールドカップに向けては、彼の不在を前提にチームを作る必要があるだろう。
FW:浅野拓磨(マジョルカ/スペイン)
生年月日:1994年11月10日 2024年代表成績:5試合0得点0アシスト 浅野拓磨はサンフレッチェ広島時代に森保一監督のもとでプレーしていることもあってか、指揮官からの信頼度が高い。2022年は8試合、2023年は7試合とそれなりの頻度でピッチに立っていた。ところが2024年からは明らかに出場機会を減らしている。 その理由はライバルの台頭と自らのアピール不足、そして怪我の影響が大きい。直近の2年間でゴールを決めたのは、ワールドカップのドイツ代表戦と昨年9月のアウェイ・ドイツ代表戦の2試合しかなく、チームメイトとの連係で苦しむシーンもあった。 10月以降の欠場は怪我によるものだが、結果を残せていなかったことから、仮に万全の状態でも出場機会を減らしていた可能性がある。 ライバルの台頭も著しく、特に最前線ではNECナイメヘンに所属する小川航基が絶好調。ボールを保持しながら相手を敵陣に追い込む展開が増える中で、彼のスピードを活かす場面は限定的になりそうだ。 所属するマジョルカでは重要な選手の1人としてプレーしているが、先述した通り、怪我の影響もあって第17節終了時点では得点関与がない。11月に30歳となったばかりのスピードスターは、再びサムライブルーで序列を上げることができるだろうか。