残念…。2024年、日本代表で輝けなかった選手6人。期待されながらも目立たなかった男たち
菅原由勢(サウサンプトン/イングランド)
生年月日:2000年6月28日 2024年代表成績:6試合1得点0アシスト レギュラー候補から一転してサブへ。2024年は菅原由勢にとって悔しさが残る1年となった。 2023年3月におよそ2年半ぶりに日本代表メンバーに名を連ねた菅原は、同年の1年間で行われた10試合のうち7試合で先発出場。酒井宏樹らがチームから離れた中、完全に日本代表の右サイドバックのポジションを掴んだかと思われた。 ところが、2024年1月から行われたAFCアジアカップ2023で低調なパフォーマンスに終始したことで序列を下げる。特に初戦のベトナム代表戦での低調なパフォーマンスはショッキングで、あわや退場という危険なシーンもあった。この大会期間中に右SBのレギュラーポジションを毎熊晟矢に譲っている。 6月から日本代表の基本システムが[3-4-2-1]となると、さらに序列がダウン。堂安律と伊東純也に次ぐ右ウイングバックの3番手となり、6月以降は2試合の出場に留まった。所属するサウサンプトンでもサブに甘んじるなど苦しい戦いが続いており、来る2025年こそ良い年にしたいところだ。
MF:田中碧(リーズ・ユナイテッド/イングランド)
生年月日:1998年9月10日 2024年代表成績:6試合2得点0アシスト 2024年の田中碧は、主力として活躍していた2022年や2023年と比較をすると日本代表での存在感が希薄になっている。 結果的に森保一監督から明確な理由が明かされることはなかったが、1月から2月にかけて行われたAFCアジアカップ2023で選外に。それでも3月に代表復帰を果たすと、北朝鮮代表戦で決勝点を記録した。 再び日本代表の中心メンバーになるかと思われたが、6月にチームのメインシステムが4バックから3バックに変更されると、中盤の枚数が一枚削られたことで田中がそのあおりを食うことに。遠藤航と守田英正の鉄板ダブルボランチに次ぐ序列となり、6月以降の8試合では半分となる4試合の出場に留まった。 出場した試合の中でも試合によって波がはげしく、特に10月のオーストラリア代表戦と中国代表戦でのパフォーマンスは微妙なものに。レギュラーである遠藤や守田と比較をすると、やや中途半端なプレーに終始することが多く、佐野海舟らが成長をみせている中ではサブ1番手の現状も安心できないだろう。
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