民進・山尾志桜里政調会長の定例会見(全文1)プリペイド購入した事実ない
政治資金収支報告書に多額のガソリン代の支出が記載されていたことが週刊誌に報じられていた問題で、民進党の山尾志桜里政調会長は6日夜の定例会見で、ガソリンのプリペイドカードの大量購入について、「事務所として購入した事実はない」と否定し、当時在籍していた公設秘書が架空請求した可能性を示唆した。 【中継録画】政治資金をめぐる問題で、民進党の山尾志桜里政調会長が会見
2016年度予算の公共事業、TPP関連法について
司会:大変お待たせをいたしました。本日の政調会長会見を始めます。それでは冒頭、会長からお願いします。 山尾:はい。まずは私のことでお騒がせをし、またお待たせをして本当に申し訳ありませんでした。お待ちいただいた分、しっかり調べてまいりましたので、今日はそのご報告も併せてさせていただきたいと思います。 とはいえ、まず初めに1つ、2つ。予算の前倒し執行の話が(※判別できず)2016年度予算の公共事業など、12兆1000億円分ですか。これについてかっきり8割の執行を指示されたと伺っています。国内でアベノミクスの効果がなくなってきているということに対する焦りの表れではないかというふうに思っています。 また、心配しているのはこうやって公共事業、予算を前倒しやっていくというメッセージが、ただでさえ上がっている資材費や労働力の不足に拍車を掛ける結果になって、それが被災3県の復興事業に対しても、悪影響を及ぼしやしないかということを懸念もしております。国民の生活に着目せずに、政権を維持するために政策を繰り出しているというような感じもいたします。私たち民進党としては綱領にも書きましたように、人への投資で持続可能な経済成長を重視していくと。これでしっかりと対策を打ち出していきたいと思っています。 それと、もう1点ですけれども、これはきのうも私、本会議場で代表質問させていただきましたTPPの関連法のことであります。きのうは、法案の本質に関わる大柱の部分を質問させていただきました。特別委員会でこれからしっかりと私たちの同僚や先輩議員、仲間が質問を鋭くしていくことと思いますが、それにつけてもしっかり野党として議論をして、問題点をあぶり出していく前提としての政府の情報公開に対する姿勢、これが本当に欠けているということは今日もなお、言わざるを得ないなと思ってまいりました。 私たちが議論するに当たって要求した資料ですけれども、高鳥副大臣の説明と政府の対応が異なると。そしてまた、そういうふうに異なった経緯について高鳥副大臣に説明を求めたのですが、同僚議員のパーティーを優先して、その会議にも来られなかったということを聞いています。辞任した甘利大臣の後任として、代理として署名式に出席した際にも、副大臣の緊張感のなさがずいぶんと指摘をされたわけですけれども、実際にこのTPPの協定が審議入りをした今でも、政府全体に緊張感がないのではないでしょうか。そういった政権のおごりや緩みというところに、あらためて危惧を覚えています。