【国民的スポーツカー】新型スイフトスポーツ、今わかっていることすべて
2023年12月にフルモデルチェンジとなった、スズキの人気コンパクトカー「スイフト」。一目でスイフトと分かる軽やかなデザインと手頃な価格、新開発のパワートレインなどによって人気が集まっているようで、販売も好調なようです。 【写真】この記事のスイフトスポーツの画像を見るならこちらから こうなると気になるのは、このスイフトのメカニズムをベースに、さらにスポーティで洗練された走りが楽しめる「スイフトスポーツ」のフルモデルチェンジです。 前回のフルモデルチェンジの際は、標準モデルの9ヶ月遅れでリリースされた経緯があることを考えれば、今回もそろそろ新型へと切り替わってもよいタイミング。はたして次期スイフトスポーツはどんなモデルになるのか、現時点で分かっている情報から考えてみましょう。
■競争力あるデザインとスペック、価格が与えられた新型「スイフト」
2023年12月にデビューした新型スイフト。950kgという軽量高剛性ボディと、新開発したZ12E型1.2L 直3ガソリンエンジン(マイルドハイブリッドが中心)が特徴のモデルです。デザイン面では、スイフトらしいシルエットが継承されつつ、クラムシェル型のボンネットや立体感のあるグリル周りの造形、ボリューム感のあるフェンダーなど、斬新さと機能性を感じさせる仕上がりとなっています。 人気のコンパクトハッチバックカテゴリーにおいて、競争力のあるデザイン、スペック、装備、価格が与えられた新型スイフト。この新型スイフトをベースとするのですから、次期スイフトスポーツには、期待せずにはいられないというもの。いまわかっている情報から、新型スイフトスポーツの姿を予想してみましょう。
■欧州仕様に採用されている1.4L 直4ターボ+48VのISGが搭載されると予想!
やはり一番の関心事は、パワートレインです。前述したように、標準モデルには、1.2L直3ガソリンエンジンが搭載されています。が、新型スイフトスポーツでは、欧州仕様のスイフトスポーツにすでに設定されているK14D型1.4L 直4ガソリンターボ+48VのISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッド仕様になるのでは、と思われます。 最高出力はエンジン単体で129ps、最大トルクは23.9kgmというスペックで、日本の現行型スイフトスポーツに搭載されるK14C型 1.4L 直4ガソリンターボの140ps/23.4kgmと比較すると、エンジン単体の出力では劣るものの、ISGぶんで13.6psが加算されます。欧州仕様のパワートレインがそのままスライドされて搭載されるか、あるいは日本用にブラッシュアップして搭載されるかはわからないですが、現行型よりも伸びのあるパワー、トルクフルな加速感を味わえると思われます。 トランスミッションは6速MTのみの設定で、このパワートレインのメリットを活かす加速性能、そして環境性能に貢献する仕様となるでしょう。デザインは標準モデルをベースに、よりスポーティなフォルムとディテールを盛り込み、魅力的に仕上げてくれるものと思われます。