【箱根駅伝エントリー】登録選手の出身校、最多人数は? あの高校駅伝強豪校が初のトップ 都道府県別では8年ぶりに首位交代
第101回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われた。前回は100回記念で23チームの出場だったが、今回は1チーム16人、21チーム計336人が選手登録されている。 エントリー選手の出身高校別、都道府県別人数をチェック! エントリー選手を出身高別に集計したところ、11人が登録された埼玉栄高が最多となった。今年、全国高校駅伝に44回目の出場を果たす名門は、至近2年の全国大会で4位、5位と連続入賞をしており、前回9区区間7位と力走した吉田蔵之介(國學院大2)や全日本3区区間6位の本間颯(中大2)をはじめ、2年生が4人、1年生が4人と下級生が多く選ばれたのも特徴だ。前回も12人がエントリーしていたが小山翔也(駒大2)、佐藤快成(國學院大4)などは補欠に回り、出場を果たせたのは3人のみ。今回は1人でも多く箱根路を走りたいところだ。なお、同校のエントリー選手が最多となるのは、集計を始めた2003年以降では初めてのことになる。 埼玉栄高に続き、10人と2番目に多かったのが洛南高(京都)。前回の13人から3人減となったが、3年連続で10人以上の選手が登録された。前回は3区の佐藤圭汰(駒大3)、同5区の若林宏樹(青学大4)がともに区間2位と活躍。中大からは前回1区の溜池一太(3年)のほか、岡田開成、並川颯太と2人のルーキーもメンバー入りを果たしている。 全国高校駅伝で最多11度の優勝を誇る世羅高(広島)からは前回8区区間賞の塩出翔太(青学大3)をはじめ、駒大の吉本真啓(4年)、村上響(2年)、坂口雄哉(1年)ら8人がエントリー。以下、7人の佐久長聖高(長野)、大牟田高(福岡)、6人の学法石川高(福島)、國學院久我山高(東京)、西脇工(兵庫)、九州学院高(熊本)と駅伝ファンにとってお馴染みの学校が続く。 都道府県別(高校所在地)では94回大会(2018年)から“7連覇”中だった千葉県を抑えて、22人の埼玉県が93回大会(2017年)以来、8年ぶりにトップに立った。11人を輩出した埼玉栄高のほか、2人の東農大三高や県浦和高、浦和実高、桶川高、春日部東高、坂戸西高、狭山経済高、西武文理高、所沢北高、深谷商高と幅広い学校から出身選手がエントリーしている。 18人で2位の東京都は前回の13人(9位タイ)から大幅ジャンプアップとなり、熊本県も10人から16人へと人数を増やしている。トップから陥落した千葉県は愛知県と並んで15人。コースの大部分を占める神奈川県からは13人が登録された。
月陸編集部