【ボートレース】桐生順平がイン速攻で貫録の新春V「この流れを切らしては駄目」/戸田
<戸田ボート>◇最終日◇8日 桐生順平(38=埼玉)が、地元エースの貫禄を示した。インからトップスタートを決めて危なげなく逃げ、25年初笑いの優勝を飾った。戸田は昨年10月のダービーに続く2節連続20度目、通算60度目の優勝になった。差した浜田亜理沙が2着、佐藤航が3着に入った。 抜かりのない準備も勝因だった。ターン回りに不安を抱えていたが、最終日にエンジンを点検。「良くないところがあって直した。全体に上積みができた」。まくられない足を整えつつ、スタートもターンでも一切の隙を与えなかった。 レース後は「流れが良過ぎ」と笑みをのぞかせた。それでも、すぐに気を引き締めた。「この流れを切らしては駄目。流れを切らす時は自分なので。1走1走、これからも頑張ります」。17年以来、2度目のグランプリ制覇を見据える25年に、地元で最高の1歩を踏み出した。