日産新体制スタート 内田社長が会見(全文3)アライアンスでどう業績を上げるか
不採算部門の縮小をどう考えているのか
TBSテレビ:TBSテレビの【ウメダ 00:47:22】と申します。過度の目標が、前までの日産でよろしくない部分であったというところですけれども、それに関連するのかもしれないですけれども、不採算の部門縮小についてどのように考えられているのかというところで、一部、報道でも、ダットサンの縮小等々報じられていますけれども、その辺り、どのように考えられているのか。 あと、これからの部分で、新車の投入は大切だということですが、具体的に来年度、どのような展開をされるのか教えてください。 内田:誤解がないように申し上げますが、過去の目標が良くなかったということではなくて、やはり目標を持つのは事業をやる上では重要です。いわゆる「Commit & Target」いうやり方は、われわれが成長していく中では重要な経営の手法だと思っております。ただ、その設定の仕方、ここに長い年月を掛けている間に、その設定の仕方がいろいろと課題が出た、というふうに私は感じているということです。従って、それがきちっと挑戦できるレベルを設定して、皆が共有して、そこに向かって会社を進める、これが重要だと思っております。 2番目の質問の新車ですが、これはその時期が来たらきちっとまた、皆さまにご紹介させてください。 司会:じゃあ。
ワンチームという言葉に込めた意味は?
Business Insider:Business Insiderの大塚と申します。1つ目が、最初の冒頭の会見の中で、お客さま第一ではなかったということを言われてたと思うんですけど、それは具体的にどういう意味なのかなというところと、もう1つはワンチームという言葉を使っていますが、そこに込めた意味というのをちょっと答えてもらえますか。ワンチームという言葉を使ってたんですけど、その込められた思いというのをあらためて伺ってもいいですか。 内田:ご質問ありがとうございます。1つ目のお客さま第一は、今も昔も変わりません、ということも申し上げました。われわれ、それを再認識して、やはりお客さまの声をもっときちっと、われわれの経営の意思決定の中にも反映させて進めていくということです。 2番目のワンチームですが、やはり、先ほど申し上げましたように、できないことをできるという形を進めてしまう文化に社内がなってきたと私は感じておりますので、そこの従業員のいろんな意見、ここをきちっと声を聞いて、これを反映させていく。いわゆる先ほども言いましたが、私は尊重と信頼、その中でお互いを尊重して、全てをテーブルの上に透明性を持って出す、そうすると必ず信頼ができます。信頼ができることを私はワンチームという言い方をしたいと思います。 従って、全社一丸となってという言葉もありますし、われわれ日産としてそういった共通の、共有できる、チャレンジャブルな目標をきちっと持って、社内、社員と経営層が一丸となって、ワンチームとして進めていきたい、こういうことです。 司会:じゃあ今度は前、向こう側の列の前から2番目のベージュの方。 【書き起こし】日産新体制スタート 内田社長が会見 全文4に続く