体力が落ちた!夜は子どもと一緒に寝落ち! アラフォーの疲れやすくなったを解決する4つのポイント
アラフォーの体力・気力を回復するには
●まずはとにかく睡眠時間を確保すること 日本のママたちはあれもこれもと頑張りすぎて、睡眠時間が足りていない事が圧倒的に多いです。例えば、子どもを寝かしつけて寝落ちしてしまっても、残りの家事や入浴は翌朝に回すといった対策を。夜中に起きて動いてしまうと二度寝ができず不眠に繋がりますし、眠れたとしても熟睡している時間が少ないので、さらに疲れがたまってしまうことも。もし、生活に支障を来すようならば、もっと生活を合理化できることはないか、しなくていいことに手をかけていないかなど家事を見直すことも大切です。 ●カフェインに頼りすぎない 疲れたらカフェインが多いコーヒーや紅茶、栄養ドリンクという人もいるでしょう。カフェインは疲労を除去するのではなく、覚醒作用や疲労物質の蓄積に対する感覚を麻痺させる作用で一時的に感じさせなくするものです。頼りすぎると疲労に鈍感になり、かえって疲労が蓄積することも。取り過ぎると頭痛の原因になったり、動悸や不安などを引き起したりすることもありますから、高濃度の摂取や過剰摂取には気をつけて。 ●短時間でもいいので、自分の意思でコントロールできる「自分の時間」を持つ 家族など他人軸で動かなくてはならず、自分の意思で動けないのは、最もストレスを感じる原因の1つ。何でもよいので「自分の時間」を、30分でも1時間でも捻出を。仕事に出かけるという一見自由に見えないことでも、自分のタイミングで食事やトイレができるなんて些細なことがリフレッシュになることもあります。私の場合、子どもが寝ている横で電子書籍を見るのが「自分の時間」でした。海外のように、単発でシッターさんや保育をお願いして、パパとデートする、なんていうことも素敵です。後ろめたく思う必要は全くありません。ママそれぞれの「自分の時間」を手にして大切にしましょう。 ●育児や家事にまつわる「べき」思考を手放すこと 母はこうあるべき、父はこうあるべき、といった「べき」思考は、子どものためにと思うとついつい陥ってしまいがち。真面目な頑張り屋さんとも言えますが、この思考があると柔軟に対応していることも手抜きと感じてしまい罪悪感で精神的に疲労したり、無理を重ねて体力的に疲労したりすることに。唯一必要で大事な『べき』は、『親はそれなりに心身が満たされているべき』ということです。 (お話:東京女子医科大学附属東洋医学研究所 大谷かほりさん) ママたちにとって自分時間を手に入れることはとても難しいこと。けれども5分でも10分でもいいので、自分時間を持つことは、ママの健康にとって大切なことなのですね。 (取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)
大谷かほりさん
PROFILE) 東京女子医科大学東洋医学研究所助教。日本小児科学会専門医、日本東洋医学会専門医、インフェクションコントロールドクター。東京女子医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学東医療センター小児科入局。3.11の体験から高度不妊治療を決意、出産を経て2014年より現職。雑誌「母の友」(福音館書店)で「心も体もお大事に 東洋医学のお話」を連載中。 ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。 ※記事の内容は2022年10月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部