【フィギュア】“りくりゅう”悔しげ「しょうがないかな」2年ぶりV逃すも2位でファイナル進出
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇9日◇東京・代々木第一体育館◇ペアフリー ショートプログラム(SP)首位で愛称“りくりゅう”の三浦璃来(22)木原龍一(32)組(木下グループ)が、GPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出一番乗りを決めた。 フリー2位の137・55点にとどまり、合計209・45点の2位。213・05点で優勝したメテルキナ、ベルラワ組(ジョージア)に3・60点届かなかった。 演技後、木原は悔しさをにじませた。中盤のペアスピンが乱れ、1つの要素で得たのはわずかに1・57点。序盤には2人そろっての3連続ジャンプの2本目が1回転半に抜け、細かなミスが重なった。スロー3回転ループなど見せ場を作りながらも、木原は「ペアスピンが1つ抜けてしまった。『しょうがないかな』という気持ちです」と課題に目を向けた。 それでも優勝した第1戦スケートアメリカと合わせ、2季ぶりの優勝が懸かるファイナル進出を決めた。三浦は「次の大会では今回のミスをなくしていけるように、残り3週間ほど練習を頑張りたいと思います」と誓った。12月5日(日本時間同6日)に開幕する大舞台へ、拠点のカナダで準備を進めていく。