自民党の総裁選挙はいよいよ、27日が投開票です。決選投票をにらんでカギを握る国会議員票をめぐる各陣営の動きが激しくなっています。中継です。 「脱派閥」が問われる形でスタートした総裁選ですが、最終盤にきてまとまった票を獲得しようと派閥トップに支援を要請するなどなりふり構わぬ動きが表面化しています。 石破元幹事長「日本国のためにこの戦いは必ず勝つ。その決意であと1日、全力を尽くしてまいります」 石破元幹事長は、26日朝も選対会議を開き情勢分析を行いました。また、複数の関係者によりますと、石破元幹事長は26日、複数の派閥トップとの面会を模索しているということです。 一方、いまだに安倍派に影響力を残す森元首相が電話で小泉氏の支持を安倍派の議員らに呼びかけているということです。また、安倍派の参議院議員は26日朝、15人が国会内で会合を開きました。関係者によりますと、決選投票ではまとまった動きを模索しているということです。 一方、高市氏は26日も議員宿舎にこもり、国会議員に電話かけを行うなど支持拡大をはかっています。 「脱派閥」が問われる今回の総裁選ではこれまでは「派閥」が見える動きはマイナスになると各陣営は控えてきましたが、最終盤にきて表面化してきている形です。 ある陣営の幹部は「ここまできたら派閥だろうが何だろうが頼れるものは全て頼る」と話すなど議員票を巡る駆け引きは激しさを増しています。