【ハイライト動画あり】ラグビー日本代表、ウルグアイ代表に我慢の勝利。齋藤直人が力強いプレーでチーム救う
リポビタンDツアー2024ラグビー日本代表テストマッチ第2戦は、我慢の連続の展開になった。11月16日(土)、日本代表はフランスのシャンベリー・サヴォイ・スタジアムでウルグアイ代表と対戦。午後2時30分、ウルグアイSOイカロ・アマリージョのキックオフで試合は始まった。 【ハイライト動画】日本 vs. ウルグアイ
立ち上がり、日本はLOワーナー・ディアンズが右タッチライン際を快走するなど、チャンスを作ったが、スコアに結びつけることができない。前半6分、ウルグアイSHサンティアゴ・アルバレスにラックサイドをつかれ、NO8マヌエル・ディアナにパスを通されてトライを奪われる。7-0とリードされた日本は10分、ウルグアイ陣のラインアウトからCTBシオサイア・フィフィタが縦に走り込んでゴールに迫り、右に連続して攻めた後、ラックの左にNO8姫野和樹が走り込んでトライ。5-7とする。
その後の日本は自陣からのタッチキックの精度が低く、自陣から脱出できない時間が続いた。20分、ウルグアイSHアルバレスにPGを決められ、5-10。直後に攻め込んだ日本はWTB濱野隼大がインゴールに走り込んだが、CTBディラン・ライリーのラストパスが映像確認の末、スローフォワードの判定でトライを逸した。このトライキャンセルのように、この日の日本は波に乗り切れないミス、反則が多く、自ら苦しい状況を作ってしまっていた。
SO松永拓朗がPGを決めて、8-10と迫った日本は、前半32分、自陣で粘り強くディフェンスしてボールを奪い返すと、自陣からボールをつなぎ最後はFL下川甲嗣からパスを受けた濱野がトライ。13-10と逆転する。36分にはゴール前のラインアウトのサインプレーで下川がトライ。18-10として勢いに乗ろうとしたところで、SH齋藤直人キャプテンがシンビン(10分間の一時退場)となる。ハイパイントのボールを競り合ってジャンプした際、意図的ではなかったが、キャッチの体勢に入ったウルグアイの選手に空中でぶつかったとして危険なプレーとジャッジされた。このように、日本がウルグアイのキック戦略にはうまく対処できなかったことも苦戦の一因だった。