ベネッセ、高校向けクラウド型校務支援システムを2025年4月から提供
株式会社ベネッセコーポレーションは、高等学校や中高一貫校向けのフルクラウド型校務支援システム「ベネッセ校務クラウド」を2025年4月より提供開始すると2024年12月5日に発表した。 【画像】ベネッセ校務クラウドのコミュニケーション機能と校務支援機能(出典:株式会社ベネッセコーポレーション) ベネッセ校務クラウドは、成績処理や出欠管理などの教務管理、指導要録などの学籍管理、さらに保健室来室記録や健康診断票の管理を統合的に扱う機能を備えている。また、高等学校向けに提供する「進研模試」などの各種サービスとデータを連携することで、校内データの一元化を目指す。 このシステムの開発には、医療分野で高い実績を持つテクマトリックス株式会社の校務支援システム「ツムギノ」をベースとし、ベネッセ独自のカスタマイズを施している。 同サービスでは、校内の定期テストなどと併せて校務支援システム内で学習履歴を一元管理することで、進路面談などの際に生徒をより多面的に把握し、指導できるようにする。また、学校全体でさまざまなデータを組み合わせた分析も可能になるという。 生徒や保護者は、スマートフォンを含むさまざまな端末からアクセスが可能だ。さらに、Microsoft Entra IDやGoogle Workspace for Educationとのシングルサインオン機能を実装し、ログインに手間取ることなく、日常のコミュニケーションや出欠連絡をスムーズに行うことができる。 同サービスの販売対象は、全国の高等学校(中高一貫校含む)を予定しており、利用料金は、生徒1人当たり年間3,960円(税込)で別途基本サービス料が必要。 なお、同社はベネッセ校務クラウドに関する問い合わせや試行利用の相談をサービスセンターで受け付けている。
こどもとIT,編集部