小笠原慎之介の移籍先はカブス優勢? 専門メディア「積極的に交渉を行っている」
中日からポスティングシステムでのメジャー挑戦を認められた小笠原慎之介投手(27)の移籍先として、今永昇太投手(31)と鈴木誠也外野手(30)が所属するカブスが有力視されている。 カブスの専門メディア「カブスHQ」は26日(日本時間27日)に「彼はここ数週間、チームと話し合いながらトレーニングに励んでいる。年明けすぐにでも契約すると予想され、積極的に交渉を行っているチームの一つであるカブスがその役割を担っている」と報じた。 昨オフには4年5300万ドル(約78億円)で今永が加入。下馬評は決して高くなかったが、メジャーデビュー以来、破竹の快進撃を続け、15勝3敗、防御率2・91の好成績を残した。 同メディアは今永と小笠原を比較しながら「小笠原にも同じことを期待している」とした上で「打者のバランスを崩すために緩急をつけたいくつかの球を投げる巧みな左投手だ」と評価。「今永と同様にホームランは問題になるかもしれないが、彼は(ストライク)ゾーンの低めをはるかに使うので、ゴロアウトを多く生み出せる」と伝えた。さらに年俸については「700万~800万ドル(約11億~12億6000万円)」が予想され「お買い得」とプッシュした。 さらに米メディア「ブリーチャーネーション」は「現在のカブスのローテーションにおける左投手の多さと、リリーフ陣左腕の選択肢の少なさを考えれば、小笠原を投手陣のミックスに加えるアイデアを好む世界も想像できるだろう」と、先発と中継ぎの両方での起用をにらんで獲得する価値があるとした。 米メディアによると、小笠原陣営はすでに10球団以上と交渉し、カブスとメッツの2球団が有力という。交渉期限は米東部時間で来年1月24日(同25日午前7時)まで。カブス移籍となれば、今永らとともに来年3月18、19日に東京ドームで開催されるドジャースとの開幕シリーズで〝凱旋〟することになるが…。新天地はどこになるのか。
東スポWEB