ツーリングでもお馴染み!? ライダーたちがすれ違うたびにするヤエーの意味とは
この理由はさまざまで、たとえば安全面から反対している人や、運転に集中したい、景色を楽しみたいという人のほか、普段は賛成派の人でも「すれ違う寸前にされても困る」など、時と場合によることも少なくありません。 そこで大切なのは、ヤエーをして相手が返してくれなかったとしても、ガッカリしたり、腹を立てたりしないことです。相手の状況や心情すべてを計り知ることはできないため、無理強いは厳禁です。 「返してくれなかったらどうしよう」「返してくれなかったら腹が立つ」などと思わずに、「返してくれなくて当たり前」くらいの心持ちでする方が正解なのかもしれません。また、反対にもし自分も返せないことがあっても、気にしすぎる必要もありません。 ヤエーはツーリングをするライダーの義務でもなければルールでもないということを忘れないようにしましょう。
ちなみに、ライダー同士のすれ違いざまのコミュニケーションであったヤエーですが、現在ではさらに広がりを見せ、オープンカー同士や自転車同士でおこなう人も。さらに、ヤエーをステッカーに落とし込んだ「ヤエーステッカー」と呼ばれるものも存在します。 有志によって作られるヤエーステッカーは、道の駅を中心に各地に置かれており、イベントなどでも無料で配布されています。手に入れたい人は、ヤエーステッカーの公式サイトで、イベント情報や「ヤエーステッカー常設MAP」を見ることができるので、確認してみるとよいかもしれません。 ※ ※ ※ このようにヤエーは、ツーリング中にライダー同士が送り合うハンドサインのことで、「道中気を付けて」と安全を祈願し合うものです。バイク乗り同士の繋がりを感じられる粋なやり取りではありますが、義務でもルールでもありません。 まずは、安全運転を第一に、そして相手への思いやりを忘れずにおこないましょう。
Peacock Blue K.K.