[MOM4988]流通経済大柏DF堀川由幹(3年)_守備からを意識した攻撃的右SB、3得点に係わり「自分の価値」も示す
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ Sponsored by アディダス ジャパン] [12.31 選手権2回戦 流通経済大柏高 5-0 佐賀東高 柏の葉] 【写真】なでしこDF北川ひかるが母と韓国旅行「とてつもなく美人」「モデル?」「アップ、めちゃカワ」 2024年度の流通経済大柏高(千葉)の色の一つと言えるのが、サイドバック(SB)の攻撃力だ。シーズン当初は左SB、そして選手権千葉県予選決勝から右SBを務める堀川由幹(3年=坂戸ディプロマッツ出身)が、3得点に係わる活躍を見せた。 前半から果敢に前へ。SHを追い越して攻め上がっていった。「自分、持ち味攻撃なんで、そこを最大限に活かして、いかに得点に絡むかっていうところが自分の価値だと思うんで、それを意識して今日もプレーしました」。それ以上に意識していたのが、「守備から」だった。 「一昨日ぐらいにエノさん(榎本雅大監督)と2人で話して映像とか見て、自分、右で上手くいってない時にやっぱ攻撃中心になっちゃって、そこで自分の良さとか全然活きなくて。でも、守備から上手く入って、攻撃は二の次に今日はプレーしてたんですけど、守備から入れば自分もやっぱいい形で攻撃に持っていけるっていうのが分かったんで、そこが良かった」 この日対戦した佐賀東高(佐賀)は、両SBの攻め上がりを交えたサイド攻撃が特長。だが、「守備から」を意識した堀川は球際での強度の高い動きとスペースのケアを継続し、相手に前進することをほとんど許さない。そして、後半には自ら攻め上がり、シュートを撃ち込む。後半20分には、MF柚木創(3年)とのコンビネーションでゴール前へ。決め切ることはできなかったが、こぼれ球をMF亀田歩夢(3年)がゴールへ流し込み、3-0となった。 さらに26分、堀川はMF和田哲平(3年)とのパス交換で縦へ切れ込む。そして、「あとはGKとDFの間に早く入れれば“事故”が起きるかなと思って」出したクロスがゴール前にこぼれ、FW安藤晃希(2年)の4点目のゴールに繋がった。さらに34分には、CKの流れから頭でゴール。一つ前のポジションでも攻撃力を発揮した堀川が、快勝をもたらした。 堀川は昨年度の選手権予選で2年生ながら10番を背負うほどのアタッカーだった。新チームでは、左SBにコンバート。現在FWで当時右SBを務めていた松本果成(3年)との両SBの攻め上がりは今年度の流経大柏の大きな武器になった。 堀川は「スペースに持っていけると自分のスピードだったり推進力っていうのは活きてくると思うんで、それがサイドバックになって良かったなと思います」。今秋、左SB宮里晄太朗(3年)の台頭によって、ポジションは右SBへ。「守備から」を意識して右SBでの感覚を掴んだ堀川は、ここからまだまだ活躍する意気込みだ。 「点取れるSBになりたい。日本にはあんまいないと思うんで、そこは自分の存在をやっぱ証明できるところかなと思うんで、貪欲に得点とアシストを狙っていきたいと思います」。守備で貢献しながら貪欲に結果も。目標の全国制覇のために、チームに一つでも多くのゴールをもたらす。